...並々ならぬこの辛抱づよさというものを...
海野十三 「地獄の使者」
...並々の見世物でなくて...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...奇妙な金色のお面も、一目で分る異国人の容貌を隠す為に考案されたものです」「それで?」「黄金仮面は、日本に一つしかない様な、古美術品ばかり狙っていますが、並々の盗賊には、そういう有名な品を処分する力がありません...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...並々ならぬ興味と...
江戸川乱歩 「D坂の殺人事件」
...つまり身の入れ方が並々でなく...
大下宇陀児 「乱歩分析」
...老爺の言うのには棚田氏はこの昔の屋敷に並々ならぬ愛着を感じて...
橘外男 「棚田裁判長の怪死」
...………並々ならずひねくれている女の性質から推(お)して...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...その芸術的構成には並々ならぬ苦心が払われている...
豊島与志雄 「性格批判の問題」
...わたしは並々ならぬ注意ぶかさをもって気をつけるのでした)...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...志賀樣には御先代から並々ならぬお世話になつた私です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...竹童とかいふ鼻の下の長げえのを縛つて行きました」「その男に怪しい素振りでもあつたのか」「尺八吹きのくせに大男で力も並々ぢやないから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...並々の容色と見えれば...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...どうも並々の畫ぢやないと思つた...
長谷川時雨 「裸女の畫」
...並々ならぬ筏の動揺と...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...言葉や物の言いまわしに並々ならず注意を払い...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...なにかしらひどく並々でないところがあった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「メールストロムの旋渦」
...並々ならぬ色気があつて...
正岡容 「寄席風流」
...ですからいづみ子にしろ並々ならぬ心持で...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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