...我々は何か並々ならぬことが行われつつあるのを知った...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...並々ならぬ苦心をして...
海野十三 「鍵から抜け出した女」
...並々の手際(てぎわ)ではないよ」彼はそう云って...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...常春藤(きづた)の絡んだ壺から雪で冷やした蕃紅花(サフラン)の香り高い酒が並々と注がれて...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...………この度は又奥さんに並々ならぬ御配慮に与(あずか)りまして有難う存じます...
谷崎潤一郎 「細雪」
...敬治兄等の並々ならぬ友誼については...
種田山頭火 「『鉢の子』から『其中庵』まで」
...さればこの山の神社に四年目毎に行わるる奉納の試合は関東武芸者の血を沸かすこと並々(なみなみ)ならぬものがあります...
中里介山 「大菩薩峠」
...若い作家達の並々ならぬ協力と...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...全く並々ならぬ危険を感じたからのことでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...並々ならぬ用意のあることを見て取ったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...並々ならぬ反感を持つてゐさうです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...社長は自分が忠実にはたらくことを知って並々ならぬ好意を示している...
平林初之輔 「犠牲者」
...まつたく並々(なみ/\)ならぬ出來だつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...並々ならぬ色気があつて...
正岡容 「寄席風流」
...ヴォルフの対象への並々ならぬ愛として結果しているものの裏づけである主観の謙抑や隅々まで自覚され支配されている客観の力を考えると...
宮本百合子 「ヴォルフの世界」
...それにしても彼はやはり並々の作家ではありません...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...今日までにわたしの知っている・異常な並々ならぬ・偉人の全部である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...並々の者に足跡を見せる女ではないわい」「……ところでお言葉はお言葉と致しまして...
夢野久作 「斬られたさに」
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