...前に述べた人々の並々ならぬ御好意に依って...
石原莞爾 「戦争史大観」
...並々ならぬ速力だ...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...蘭堂に並々ならぬ好意を寄せていたし...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...彼が誠に並々ならぬ魅力を感じていたことが分る...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...そしてこの都に住んでいる人々の並々ならぬ床しさや優雅さ...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...一時はたしかに並々ならぬ関係にあったのである...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...並々ならぬ把握力を持っているように見えた...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...諸賢の並々ならぬ叡智において...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...パートリックと云う名前で――すなわちエルシー・パートリックと云う女でしたが、――ふとした機会から、私共は友人になってしまいましたが、その滞在中に私は、遂に男性並々に、その女と恋愛関係に陥ってしまったのでした...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「暗号舞踏人の謎」
...芸で立つ人の心掛けや精力も並々のものではなかった...
徳田秋声 「仮装人物」
...さればこの山の神社に四年目毎に行わるる奉納の試合は関東武芸者の血を沸かすこと並々(なみなみ)ならぬものがあります...
中里介山 「大菩薩峠」
...平次の並々ならぬ助勢でわずかに十手捕縄を守り通して来たことを考えると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...並々ならぬ用意のあることを見て取ったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...並々ならぬ反感を持つてゐさうです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...畏れ動じることもなく並々ならぬあの振る舞い...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...ですからいづみ子にしろ並々ならぬ心持で...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...彼には工藝の本質たる「美」への並々ならぬ直観があった...
柳宗悦 「工藝の道」
...並々ならぬ美しさが現れているとは...
柳宗悦 「益子の絵土瓶」
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