...彼らは真の「両雄並び立たず」のようだ...
...我々の会社と彼らの会社は「両雄並び立たず」の競争関係にある...
...あの試合は「両雄並び立たず」の激戦だった...
...彼女たちは「両雄並び立たず」の美しさを競い合っていた...
...あの映画は、主演二人の「両雄並び立たず」の演技がすばらしかった...
...然るに『我楽多文庫』公刊匆々(そうそう)二人が忽ち手を別ってしまったはいわゆる両雄聯(なら)び立たずであって...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...リーロフの両雄は...
海野十三 「太平洋魔城」
...政界の両雄なりと公認せらるゝものなり其政治的手腕は真に両々相当るが為めなりされど党首として之を論ずれば...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...両雄ともに世を去ることの急だったのも一奇であり...
吉川英治 「上杉謙信」
...中国の黎明(れいめい)が」両雄が語り合っているところへ...
吉川英治 「黒田如水」
...両雄は実に火華をちらして戦った...
吉川英治 「三国志」
...こっちへ渡せ」と、壮士へ呼びかけたが、壮士は肯かないので、たちまち、両雄のあいだに、龍攘虎搏(りゅうじょうこはく)の一騎討が起った...
吉川英治 「三国志」
...こうして、両雄の闘いは、辰(たつ)の刻(こく)から午(うま)の刻にまで及んだが、まだ勝負がつかなかったのみか、馬のほうが疲れてしまったので、日没とともに、勝負なしで引分けとなった...
吉川英治 「三国志」
...両雄ならび立たずです...
吉川英治 「三国志」
...両雄は睦(むつ)まじそうに語らっていた...
吉川英治 「三国志」
...飛両雄の馬蹄の下に...
吉川英治 「三国志」
...並び立たざる両雄も...
吉川英治 「三国志」
...なんで汝のような田舎出の匹夫など知るものか」ここに両雄の凄まじい決戦が行われだした...
吉川英治 「三国志」
...両雄とも精気を加えるほどなので...
吉川英治 「三国志」
...これは当代武家極道の両雄が...
吉川英治 「私本太平記」
...いわば「両雄の胸に秘(かく)された私の情(じょう)」は――今生(こんじょう)相容(あいい)れぬ敵――と尊氏を呼んでいた正成の方にもあった...
吉川英治 「私本太平記」
...――謙信、信玄のふたりが、共に、あれ程な実力と機略をもちながら、惜しき時雲を捉(とら)え得ず、一代を甲山越隅(こうざんえつぐう)に送ってしまったのは、両雄、龍虎の争いを、相互の境に固執して、ついに眼を天下におくの大計を度外していたためでおざる...
吉川英治 「新書太閤記」
...両雄並び立たず、ついに、二つの世界は、それを演じずには、おかないものか...
吉川英治 「新書太閤記」
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