...両氏も勿論近松に劣らず...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...碧梧桐(へきごどう)両氏...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...両氏の議論は中(あた)つてゐるであらう...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...□大杉荒畑両氏の平民新聞が出るか出ないうちに発売禁止になりました...
伊藤野枝 「編輯室より(一九一四年一一月号)」
...両氏の用件は、意外にも、先日公告の『多腕人間方式』の権利を買いたしということだった...
海野十三 「特許多腕人間方式」
...併し、両氏共、メダルを取出すまでもなく、その無実が明瞭になった...
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
...洋吉両氏の合計は一一〇・六八〇瓩(キロ)...
大阪圭吉 「死の快走船」
...急報を受けた、国警大村警察の調べによれば、鼠背広の紳士は、一年前より肺を病んで休職中の、東京高等裁判所判事、三浦襄のペンネームをもって作曲家としても有名なる、棚田晃一郎氏(四十四歳)、もう一人の紳士は、病気見舞のため四、五日に西下、同判事宅に逗留(とうりゅう)中の、同じく東京高等裁判所判事井沢孝雄氏(四十六歳)と判明、前後の事情より推して、二、三日前両氏は、ひそかに人なき孤島に上陸、兇器(きょうき)をもって互いに斬(き)り結び、数個所の重症を負うて、絶命したものであることが、明らかになった...
橘外男 「棚田裁判長の怪死」
...わずかに久保正夫氏と三土興三氏とが之を問題にしただけだったようである(両氏が若くして亡くなったのは遺憾だ)...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...朝比奈知泉二宮熊次郎の両氏は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...帝国党の代表力たる清浦曾禰の両氏は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...この両氏は函館の岩崎郁雨(いくう)氏と共に啄木の伝記中に逸することの出来ない大恩人である...
野口雨情 「札幌時代の石川啄木」
...コン吉ならびにタヌキ嬢の両氏が...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...ただのバス・タイム・ストーリーで満足している人々にとってはこの両氏の出現は脅威でなければならぬ...
平林初之輔 「乱歩氏の諸作」
...佐井竹中の両氏は録中にその名を見ず...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...金子光晴の両氏に並べて...
山之口貘 「装幀の悩み」
...野口両氏の番ばやしがあって...
山本笑月 「明治世相百話」
...大分大学の松本、半田、安河の諸教授、別府女子大の佐藤校長、図書館長の兼子氏、公民館の安部氏、郷土研究家の立川、福田の両氏...
吉川英治 「随筆 新平家」
便利!手書き漢字入力検索