...僕はまだ両氏の議論を読んで居(ゐ)ない...
芥川龍之介 「東西問答」
...僕は両氏の用ひられる「人生の従軍記者」と云ふ言葉をはつきり知つてゐない訣ではない...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...私は高嶺及びフェントン両氏から...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...二出川両氏とともに凍傷の薬...
石川欣一 「針の木のいけにえ」
...そこで、最も嫌疑の重い野本氏を最後に残して、先ず、井上、松村の両氏に、北川氏自(みず)から名案と信ずる、このメダルのトリックを試みることにしたのだった...
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
...併し、両氏共、メダルを取出すまでもなく、その無実が明瞭になった...
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
...石本(いしもと)所長と松沢(まつざわ)山口(やまぐち)両氏ならびに観測所主任の水上(みなかみ)氏と四人が浅間に登山したが...
寺田寅彦 「柿の種」
...ウィーゼ両氏の簡単な講演を聞く機会を得た...
寺田寅彦 「北氷洋の氷の割れる音」
...その時は既に横寺の玄関を小栗風葉と柳川春葉の両氏に譲り...
徳田秋聲 「亡鏡花君を語る」
...同教室の陳紹馨・飛沢謙一・の両氏と共に...
戸坂潤 「読書法」
...徳永直・渡辺順三・両氏の『弁証法読本』とを挙げることが出来ると思うが...
戸坂潤 「読書法」
...両氏の場合は、本当に忙しかったのであろうが、自分の勝手な時に酒をのみ、麻雀(マージャン)で徹夜し、競馬に有頂天になる時間があって、なおかつ、人を追い返すというのは増上慢である...
野村胡堂 「胡堂百話」
...「あ、あそこへ子供が大きな輪を廻しながらやって来る! さ、御両氏、急いで0(ゼロ)へお賭(は)りなさい! できるだけ沢山に!」ちょうど二十五万法勝ったところで卓(タアブル)No. 6 は陥落した...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...稲垣示(いながきしめす)の両氏なりしが...
福田英子 「妾の半生涯」
...中田霙果両氏と鳩首して仮名遣の誤りを訂正した...
前田普羅 「普羅句集」
...土井浜一両氏と埠頭(ふとう)で落ち合う...
柳宗悦 「全羅紀行」
...野口両氏の番ばやしがあって...
山本笑月 「明治世相百話」
...もちろん両氏も、その根拠については、保証していない...
吉川英治 「随筆 新平家」
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