...そして、この箱は、といをまたいで置いてありましたので、箱の両はしが、もうすこしで、むこうの家の窓にとどきそうになっていました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「雪の女王」
...竹の両はしには屈竟(くっきょう)の壮佼(わかもの)ゐて...
泉鏡花 「凱旋祭」
...ふたりの男は、箱の中の白布(しらぬの)の、両はしをもって、一、二、三で、パッとはねのけようと、身がまえしています...
江戸川乱歩 「超人ニコラ」
...赤いちりめんのひもの両はしに...
鈴木三重吉 「ぽつぽのお手帳」
...針で両はしに穴をあけました...
塚原健二郎 「海からきた卵」
...その紐の両はしくらいは見つけなくちゃ...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...ネズミたちは それぞれ 両はしを つかみつつ...
ベアトリクス・ポッター Beatrix Potter 大久保ゆう訳 「ちょびひげサミュエルのはなし」
...二人で棒の両はしを舁(か)くことを...
柳田国男 「母の手毬歌」
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