...世間体を気にして、あのパーティーには行けなかった...
...彼は自分の世間体を傷つけるようなことはしない...
...世間体ばかり気にして、本当の自分を失わないようにしたい...
...世間体を考えると、この服装はちょっと…と思ってしまう...
...彼女は世間体にこだわりすぎて、自分の本音を言えないことがある...
...世間体は宗像君の奥さん...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...敏子は世間体を繕うために...
谷崎潤一郎 「鍵」
...世間体があるから当分別にいるなんて...
徳田秋声 「爛」
...双方の親達は花子の姙娠に驚き世間体を胡麻化す為...
永井荷風 「来訪者」
...世間体があるからなのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼には世間体(せけんてい)の好いばかりでなく...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...それが世間体(せけんてい)の好い御世辞(おせじ)と違って...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...主人の万兵衛を殺し兼ねない者が四五人は居るぜ」「ヘエ――」「世間体は良い男だったが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...芸は芸でも絵師ならどんなにか世間体もよいし...
正岡容 「小説 圓朝」
...世間体のよろしくないことはやはり忍ぶほうがよいのであるとして...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...世間体だけを官職におつけになることにして...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...世間体もよろしくない...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...夫人のために世間体も考慮してやらねばならないと煩悶(はんもん)してのちに...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...結婚談をしかけることも世間体の悪いことと思われて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...この世に何の愛着をも今はお持ちにならぬお心であったから、未来の世のためにいっさいを捨てて仏弟子(ぶつでし)の生活にもおはいりになりたいのであったが、ただ二女王をこのままにしておく点に御不安があって、深い信仰はおありになっても、このことでなすべからぬ煩悶(はんもん)をするようになるのは遺憾であると思召すらしいのを、奉仕する女房たちはお察ししていたが、そのことについて宮は、必ずしも理想どおりではなくとも、世間体もよく、親として、それくらいであれば譲歩してもよいと思われる男が求婚して来たなら、立ち入って婿としての世話はやかないままで結婚を許そう、一人だけがそうした生活にはいれば、それに大体のことは頼みうることにもなって安心は得られるであろうが、それほどにまで誠意を見せて婚を求める人もない...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...宮様のお相手におなりになっては世間体も悪いことになろうと思いまして...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...只世間体があるから...
森鴎外 「雁」
...世間体(せけんてい)の武士道……人間のまごころを知らぬ武士道……鳥獣の争いをそのままの武士道……功名手柄一点張りの...
夢野久作 「斬られたさに」
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