...世に出す価値があるとみずから思えるものをすべて発表することができた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...高木文氏の貴重な研究を世に出すのを主眼とし...
豊島与志雄 「十一谷義三郎を語る」
...尚書に就いても伏生が尚書を世に出す以前と以後とを分明に限界を立てゝ...
内藤湖南 「尚書稽疑」
...此變遷は既に伏生が尚書を世に出す前に於て行はれつゝあつた所で...
内藤湖南 「尚書稽疑」
...晴れてはこの眉目を世に出すことを好まざるもの...
中里介山 「大菩薩峠」
...今この再版を世に出すのも...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...そして愈(いよい)よ日本植物志を世に出す準備を整えた...
牧野富太郎 「植物記」
...そしていよいよ『日本植物志』を世に出す準備を整えた...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...たとへこれを世に出すも誰も返り見る者なきに至る...
正岡子規 「墨汁一滴」
...清書して世に出す事にした...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...さればそれらの作品を一册にまとめて世に出す時些かふてくされたる氣持なきを得ずして...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...この集を世に出す事になつたのも主として自分自身を限りなく戀しく思ふ心持に基くのである...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...かうして遠い以前の作品をもう一度そのままで世に出すことは...
三好達治 「測量船拾遺」
...一意本書を世に出すことに精進された...
村越三千男 「大植物圖鑑」
...母は私ら兄弟五人を育て上げて世に出すのに一生懸命であった...
柳田国男 「故郷七十年」
...早く世に出すことその一つ...
山浦貫一 「老人退場説」
...よき子を生んで世に出すことはもっと大切だ...
山本周五郎 「日本婦道記」
...これから世に出す身を...
吉川英治 「新書太閤記」
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