...女子がこれを自覚する迄は仮令へ数万の女子が男子の得意とする仕事をなし能ふとも一方に於て人生と幸福の更らに偉なる事業なる人類の創造と心霊の創造とを閑却し若くは未成に終らしむるが如きことあらば社会にとつて...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...「イヤ、それは、そういう訳じゃないのです」園田氏は、非常にドギマギして、救いを求める様に、キョロキョロと三人の顔を見比べながら、「仮令、僕に犯人の見当がつくとしても、それは云えません...
江戸川乱歩 「悪霊」
...仮令家人が眼を醒さずとも...
江戸川乱歩 「一枚の切符」
...仮令それが世間の標準から見ては大した金額でなくとも...
江戸川乱歩 「心理試験」
...仮令私の犯行の現場を目撃した人があっても...
江戸川乱歩 「双生児」
...仮令(たとい)、晴天はなくとも、風静かにして雨滋(しげ)き国は何処かにないであろうか...
辰野隆 「雨の日」
...仮令恋愛状態でなかつたにしろ...
田山録弥 「須磨子の死」
...仮令お前はいなくっても...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...「仮令(たとい)隠遁の志がありとしても...
中里介山 「法然行伝」
...仮令(たとい)法皇の思召(おぼしめし)でもそれを押し切る訳には行かなかった...
中里介山 「法然行伝」
...仮令下女奉公をしても酌婦に売られても亭主の側へもどるのが厭だといつて聴かぬ...
長塚節 「隣室の客」
...仮令(たと)い読んだからとて之(これ)を日本の実際に試(こころ)みるなんて固(もと)より思いも寄らぬことで...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...仮令(たと)えば今が今どうならんと云ッても...
二葉亭四迷 「浮雲」
...仮令(たとひ)良人に恕(ゆる)し難き大失策があつても...
二葉亭四迷 「未亡人と人道問題」
...仮令(たとい)お手紙を上げたとて...
ホフマンスタアル Hugo von Hofmannsthal 森鴎外訳 「痴人と死と」
...仮令(たとい)その書の文が短くてもこれを翫読(がんどく)して見るとそこにその要点が微妙に捕捉せられているのが認められる...
牧野富太郎 「植物記」
...仮令その形状は小形となっていても慧眼なる人なればこれを普通のフキと見別ける事はあえて難事ではない...
牧野富太郎 「植物記」
...仮令(たとい)血統断絶致すとも苦しからざる事...
夢野久作 「斬られたさに」
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