...併(しか)し法律は仮令運転手を罰することはあっても...
江戸川乱歩 「赤い部屋」
...仮令(たとえ)無駄な袋小路へ入っても...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...仮令立帰った跡はなくとも...
江戸川乱歩 「一枚の切符」
...仮令彼等が裏口から抜け出しても...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...又仮令(たとえ)人違いを看破(かんぱ)するものがあった所で...
江戸川乱歩 「鬼」
...……仮令(たとい)月給の仕事があったって私は...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...「それでは仮令(たとい)房籠りの折と雖もわしの身に異例でもあるような時には見舞いに来て下さるだろうな」上人も左様な時には仔細に及ばないと申されたのを言質として...
中里介山 「法然行伝」
...仮令(たとい)壁の隙(すき)から蔦(つた)が這い込んで大師の眼口を塞(ふさ)ぐまで動かないにしろ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...仮令(たとい)模写模型にせよ獣類の人間と伍するのは貴女の品位を害する訳である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...仮令い直に家業経営の衝(しょう)に当らざるも...
福沢諭吉 「女大学評論」
...仮令(たと)い舌足らずで吃(どもっ)た所が意味は通ずると云うようなものだなんて大造(たいそう)な剣幕で...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...仮令(たとい)如何(いか)に親密なる間柄(あいだがら)たるも...
福田英子 「妾の半生涯」
...仮令(よし)んば今度の復職とやらは出来ないでも...
二葉亭四迷 「浮雲」
...仮令(たとひ)どんな海の穏かなときでも...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「うづしほ」
...仮令(たとへ)ばフランス人の云ふにはあれは...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...しかし実際はこれを刈る時仮令(たとい)ススキが主体になっていてもそれに交りていろいろの草も一緒に刈り込まれるであろう...
牧野富太郎 「植物記」
...仮令その形状は小形となっていても慧眼なる人なればこれを普通のフキと見別ける事はあえて難事ではない...
牧野富太郎 「植物記」
...江戸の方は其角(きかく)嵐雪(らんせつ)の句でも白雄(しらお)一派の句でも仮令(たとい)いくらかの美しい処はあるにしても...
正岡子規 「病牀六尺」
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