...仮令(たとへ)読み書きの方には不得意でも...
石川三四郎 「社会的分業論」
...仮令少し位力がまさっていても...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...仮令武器を隠し持っていても...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...仮令ゴリラが本当のことを白状した所で...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...仮令悉く之を信ず可からずとするも...
高木敏雄 「比較神話学」
...仮令口先だけの戯談(じょうだん)にもせよ...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...仮令(たと)えばかかる場合「すみませんが...
直木三十五 「大阪を歩く」
...「仮令(たとい)隠遁の志がありとしても...
中里介山 「法然行伝」
...仮令(たとい)世界何億万の人口を挙(あ)げて化物の域に引ずりおろしてこれなら平等だろう...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...云ひ尽した上の判決なら仮令(たとへ)判決が無理だと思つても諦めることが出来るであらう...
平出修 「公判」
...仮令い全快に至らざるも其軽快を祈るこそ人間の道なれ...
福沢諭吉 「女大学評論」
...仮令(たと)い又私が奮発して...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...仮令(たと)い用事がなくても毎便必ず手紙を遣(や)らない事はない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...しかし実際はこれを刈る時仮令(たとい)ススキが主体になっていてもそれに交りていろいろの草も一緒に刈り込まれるであろう...
牧野富太郎 「植物記」
...仮令その形状は小形となっていても慧眼なる人なればこれを普通のフキと見別ける事はあえて難事ではない...
牧野富太郎 「植物記」
...仮令(たとえ)沢山は出来ないとしても郷土の織物として是非続けたいものと思います...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...仮令(たとえ)宇宙の外に逃げる事が出来ても魂が自分のものである以上...
夢野久作 「暗黒公使」
...◇第一条脳髄局ヨリ反射交感シ来(きた)ル諸般ノ報道ハ、仮令(たとい)、事実ニ非(あら)ズトモ、事実ト信ジテ記憶スベシ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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