...葉子という世にもまれなほど悽艶(せいえん)な一つの存在を浮き出さしていた...
有島武郎 「或る女」
...世にもまれなる空想力の作家と思いこんでいる...
江戸川乱歩 「影男」
...今なお世にもまれなる名茶産地の名をとどめている...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...世にもまれなるおのが容(すがた)の美くしさを...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...世にもまれな美女の色香に...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...その他の点では世にもまれな誠意をこの一家のために見せる薫であったから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...世にもまれな美男でいらせられる方が...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...世にもまれな悪人であろうか...
森鴎外 「高瀬舟」
...彼はほんの少しもあやしまれるようなことのない貞淑な婦人たちとの・特に彼自ら経験した・世にもまれなる親交ぶりについていろいろと物語られた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...世にもまれな倖せ者ではある」「じゃあ...
吉川英治 「親鸞」
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