...チョビ髭の尖った頤との一対の対面は世にも見事であったろう...
青柳喜兵衛 「夢の如く出現した彼」
...世にも恐ろしい勢で地軸と共に落込んでゆく暗転の前の畏怖(おそれ)をもつて偉大なる殿堂は傾いてゆく...
上里春生 「傾ける殿堂」
...何かしら世にも悲痛な響きが籠(こも)っていた...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...世にも恐ろしい黄金仮面の噂を知っていた...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...このえせ総裁のえせ仁慈のえせ偽善者の世にも恐ろしい食わせ者の...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...さて買はないことにきめた時の私の顔は世にも類例のない寂しいもののさうである...
土田杏村 「私の書斎」
...言わば白粉(おしろい)ははげ付け髷(まげ)はとれた世にもあさましい老女の化粧を白昼烈日のもとにさらしたようなものであったのである...
寺田寅彦 「銀座アルプス」
...これが世にも不思議な事件の緒口(いとぐち)にならうとは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何分身にも世にも換へ難い大事の品ではあり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あの男こそ世にも愚かな若人(わこうど)なのでございます...
浜尾四郎 「殺された天一坊」
...世にも清げなる声音にて...
久生十蘭 「魔都」
...男子が世にもあられぬ獣行を働きながら...
福沢諭吉 「女大学評論」
...それこそ後世にも遺るツバキの一大名園となるであろう...
牧野富太郎 「植物記」
...世にもだらしなく呆気なくものの見事に承諾するのやむなきに至らされてしまって...
正岡容 「小説 圓朝」
...短冊色紙の類いを数多く並べてうっていた世にも佗びしい姿だった...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...殆ど同じいくらいと言っていい世にも稀れな二つの寝顔...
室生犀星 「童話」
...「……この頃の職人はなっちゃあいないよ、爺さん、一日に三匁とる職人が逆目(さかめ)に鉋(かんな)をかけて恥ずかしいとも思わない、ひどいのになると尺を当てる手間を惜しんで押っ付けて鋸(のこ)を使うんだ、そのうえ云いぐさが、そんなくそまじめな仕事をしていたら口が干上ってしまうぜ、こうなんだ」「それは今にはじまったことじゃあないのさ」と源六は穏やかに笑う、「……どんなに結構な御治世だって、良い仕事をする人間はそうたくさんいるもんじゃあない、たいていはいま幸さんの云ったような者ばかりなんだ、それで済んでゆくんだからな、けれどもどこかにほんとうに良い仕事をする人間はいるんだ、いつの世にも、どこかにそういう人間がいて、見えないところで、世の中の楔(くさび)になっている、それでいいんだよ、たとえば三十年ばかりまえのことだったが……」こうしてまた昔語りが始まるのだった...
山本周五郎 「柳橋物語」
...世にも上なく清浄なもので御座いました...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
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