...剣佩の響と共にクーデターに与りたる卿相四十余人の官職を奪ひ...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...聾者も音楽の鑑賞には与りません...
芥川龍之介 「文芸鑑賞講座」
...天然現象が此神話の形成に与りて...
高木敏雄 「比較神話学」
...傍観者の与り知らぬ所...
高村光太郎 「緑色の太陽」
...僕は跋文の中でその本は誰にも与り度くない...
辰野隆 「書狼書豚」
...把握的概念の与り知ったことではない...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...それは民衆の日常生活が与り知ったことではなくて...
戸坂潤 「思想動員論」
...ディールス(H. Diels)等の哲学史家達とともに Archiv fr Geschichte der Philosophie の編纂に与り...
戸坂潤 「辞典」
...与り知ったことではなくなる...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...かかる自由主義的国家の与り知ったことではない...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...俺の与り知らないところだったし...
豊島与志雄 「坂田の場合」
......
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...私の与り知る所ではありませぬ...
浜尾四郎 「死者の権利」
...幸田の与り知らぬところである...
久生十蘭 「魔都」
...それは与り知るところでないが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...甲なる戸畑と乙なる某との間に起りたる訴訟関係は当会社の何等の与り知る処でない...
平出修 「瘢痕」
...これまで与り知らぬこの度のご命令...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...知識は僕の与り知らぬ所...
牧野信一 「読んだ本」
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