...この塩(明礬)が無くてはロンドンのパン屋が普通に使っている種類の小麦粉からロンドンで普通に売られているように白いパンを作ることはできない...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...白さおよび多孔性をつくるのに必要な明礬の量は小麦粉の本物さおよび小麦を得る穀粒の質によっている...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...ふつうの緑礬(硫酸鉄)...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...半パイントの蒸留酢および1粒の明礬をとり...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...明礬のやうに青く見えた...
芥川龍之介 「軍艦金剛航海記」
...明礬色(みょうばんいろ)の水の上へ踊り上ったと思う内に...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...これこそ丹礬質をふくむもので...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...明礬(みょうばん)...
高浜虚子 「別府温泉」
...川下が堰(せ)きとめられて緑礬色(りょくばんいろ)の水が湛え...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...癌研へ行って来ます」白紙に明礬水(みょうばんすい)で書いた文字が炙り出されて来るように...
外村繁 「澪標」
...塩の湯の浅き所に腹這へる二人の女奔流と月霧島の明礬温泉の夏の月夜の風景...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...その紙に礬水(どうさ)をして...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...だから書物には山礬をクロバイとかトチシバなどと書いてあるけれども...
牧野富太郎 「植物記」
...すなわち牡具(ぼぐ)を明礬(みょうばん)で煮固めて防腐し乾したのを売るを別段不思議と思わず...
南方熊楠 「十二支考」
...礬土(はんど)の管(くだ)が五本並んで...
森鴎外 「鼠坂」
...ところのものは明礬(めんばん)多ければなりという...
森鴎外 「みちの記」
...明礬(みょうばん)の辻占(つじうら)だの...
吉川英治 「松のや露八」
...明礬湯だのをたづねてまはつた...
吉田絃二郎 「八月の霧島」
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