...不規則な小亜細亜特有な鋭からぬ鼻...
有島武郎 「かんかん虫」
...そこには不規則な円形の...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...そこに木の門があってそれを這入ると不規則な何十級かの石段があって...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...不規則な波状を画いているが...
寺田寅彦 「歌の口調」
...今まではただの不規則な土塊であったものが...
寺田寅彦 「空想日録」
...不規則なのは一種の連続スペクトルあるいは帯状スペクトルに当たるのである...
寺田寅彦 「自然界の縞模様」
...完全週期的な縞(しま)と不規則な縞とをひとまとめに論ずる事がそれほど乱暴でないということだけは首肯されるであろう...
寺田寅彦 「自然界の縞模様」
...それ等の可也に不規則な平面的分布が透視法(パースペクチーヴ)といふ原理に統一されて...
寺田寅彦 「寫生紀行」
...彼はその不規則な筋を指の先でざらざら撫(な)でて見た...
夏目漱石 「道草」
...不規則な石段で下から上まで畳み上げられていた...
夏目漱石 「道草」
...然し多くの場合に意味をなさない不規則な修辞的文字であるにとどまつて...
野口米次郎 「能楽論」
...狭い道幅をいっぱいに不規則な横隊をつくりながら...
野村胡堂 「胡堂百話」
...即ち格調の曖昧な、拍子の不規則な、タクトの散漫で響の弱いものとして現はれる...
萩原朔太郎 「青猫」
...不規則な散文律によって音楽的な魅力をあたえるところの...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...ずいぶん不規則な形だという考えを持っていたのであった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「落穴と振子」
...不規則な間隔をおいたいくつかの凹み...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「落穴と振子」
...よし無趣味なりとしても日本の踊の不規則なる挙動の非常に厭味(いやみ)多く感ぜられるのには優つて居るであらう...
正岡子規 「病牀六尺」
...ジュラ紀の砂岩からなる不規則な大きさの石材を用いて建造され...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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