...またこの写真で見るとこの侵入者のまわりにはばく大な広がりをもったかなり不規則な形をした星雲が取り囲んでいることが分る(近所にある恒星の写真像が皆規則正しい円盤の形をしているのと比較せよ)...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...然し日本人は例えば不規則な樹幹の外側をきり取つた板...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...焼け爛れた両側の炭壁は不規則な退却をして...
大阪圭吉 「坑鬼」
...少くとも200個の不規則な過去及び過去分詞形を覺えなければならなくなるから...
高田力 「ベーシック英語」
...根津(ねづ)辺の汚い下宿屋で極めて不規則な生活を送っている...
寺田寅彦 「まじょりか皿」
...向うの方から大勢の群集が不規則な縦隊を作って進んで来る...
寺田寅彦 「夢」
...放縦不規則な生活や...
豊島与志雄 「奇怪な話」
...納屋(なや)の中の連枷(からざお)の不規則な律動(リズム)が聞こえていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...角柱と小角板との不規則な集合である...
中谷宇吉郎 「雪」
...また眼を乱さぬほどに不規則なるがために――飛石に...
夏目漱石 「虞美人草」
...方角のお構(かまい)なく建ててしまったんだから不規則なものだ...
夏目漱石 「坑夫」
...向後日清戦役もしくは日露戦争のごとき不規則なる情操の勃張(ぼっちょう)を促(うな)がす機会なく日本の歴史が平静に進行するときは...
夏目漱石 「創作家の態度」
...不規則な物質的の凸凹(たかびく)を証拠(しょうこ)立てていた...
夏目漱石 「明暗」
...ポンペイも道幅が狭くて不規則な町だが...
野上豊一郎 「エトナ」
...不規則な原理であり...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...二つの胸が高く不規則な呼吸を続ける...
水野仙子 「脱殼」
...その不規則な狂人の笑い声を聞くと同時に...
蘭郁二郎 「自殺」
...いつも動かしている頭の不規則な運動が...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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