...諸恒星相互の運動はかなりに不規則なものであるというだけは確実である...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...不規則な小径が小舎から小舎へ...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...まさしく石灰岩の美しい肌から石英粗面岩へうつる境めの黒い汚い岩の不規則な腐蝕のために昔高い處にあつたのが墜落して下の岩の虧けめに挾まつたのだと推測されますので...
江南文三 「佐渡が島から」
...刈り手の個性と刈り時の遅速とが芝生の上に不規則なまだらを描いていた...
寺田寅彦 「芝刈り」
...おおぜいの押し合う力の合力の自然変異のために神輿が不規則な運動をなしている状態は...
寺田寅彦 「物質群として見た動物群」
...ただし近ごろの先端的とか称する奇妙な不規則な詩形の化け物はひとまず除外するとして...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...長い不規則な間を置いては呼吸が胸をふくらした...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...一角を欠いた不規則な四角形を呈している...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...歯車形の不規則な線を描いていて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...あるいは不規則な形のもの...
中谷宇吉郎 「雪」
...疑いもなく一人の女が庭下駄で不規則な石段を踏んで崖を上(のぼ)って行った...
夏目漱石 「明暗」
...然し多くの場合に意味をなさない不規則な修辞的文字であるにとどまつて...
野口米次郎 「能楽論」
...それ花を出すの状態他の植物に比してその不規則なる...
牧野富太郎 「植物記」
...どんな乱雑不規則な生活にも慣れなければならない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...不規則な長方形を成し...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...ジュラ紀の砂岩からなる不規則な大きさの石材を用いて建造され...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...その不規則な狂人の笑い声を聞くと同時に...
蘭郁二郎 「自殺」
...不規則な円をそこここに描(か)く...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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