...せめてそこに住んでいる人達が歩くのに不自由しない畔道くらいなものはあるに違いないと...
伊藤野枝 「転機」
...何一つ不自由しないでも済むんぢやないか...
伊藤野枝 「惑ひ」
...不自由しないですむわよ...
太宰治 「薄明」
...ちっとも不自由しないということ...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...旦那は不自由しないだけのものを残していって...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「土色の顔」
...さして生活に不自由しない程度の資産があり...
豊島与志雄 「新妻の手記」
...それも不自由しないだけの金は国許(くにもと)から送ってくるし時間の束縛の多い職務に極めて物臭(ものぐさ)であった私が選んだ地位だけあって...
豊島与志雄 「微笑」
...ほとんど不自由しない...
中谷宇吉郎 「北国の春」
...自分が金(かね)に不自由しない様でゐて...
夏目漱石 「それから」
...「君は金(かね)に不自由しないから不可(いけ)ない...
夏目漱石 「それから」
...自分が金に不自由しない様でいて...
夏目漱石 「それから」
...「君は金に不自由しないから不可(いけ)ない...
夏目漱石 「それから」
...したがって鸛は新鮮な餌に不自由しないというわけなんですか...
久生十蘭 「だいこん」
...お金に不自由しないのですから...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...旅費も不自由しないだけは渡して呉れましたし...
正宗白鳥 「見學」
...懷中(ふところ)が温かくて生活(くらし)に不自由しないんだから幸福ですわね...
正宗白鳥 「水不足」
...本部づきなら決して不自由しない...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...自分の考えをわからせるのに少しも不自由しないのを見たことがある...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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