...大(たい)そうこましゃくれ者(もの)でしたが...
ハンス・クリスチャン・アンデルゼン Hans Christian Andersen 菊池寛訳 「醜い家鴨の子」
...丸鑿というのは丸くしゃくれるから...
高村光太郎 「回想録」
...サイマ湖!南方に行われてきたこましゃくれた「文明」とその歴史に関与せず...
谷譲次 「踊る地平線」
...公爵令嬢(こうしゃくれいじょう)は...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...君は忘れたんですか? もとのザセーキナ公爵令嬢(こうしゃくれいじょう)ですよ...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...あごのしゃくれた小さい顔は...
徳永直 「白い道」
...小さなが少しくしゃくれ...
豊島与志雄 「自由人」
...心持ちしゃくれながら長めに尖ってると...
豊島与志雄 「小説中の女」
...横から見ると随分しゃくれた中低(なかびく)の顔であるが...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...こましゃくれた若い主人の忠作のために使い廻されて...
中里介山 「大菩薩峠」
...あのこまっしゃくれたお喋(しゃべ)り小法師はこの際どうしている...
中里介山 「大菩薩峠」
...主婦と云うのは、眼の凹(くぼ)んだ、鼻のしゃくれた、顎(あご)と頬の尖(とが)った、鋭い顔の女で、ちょっと見ると、年恰好(としかっこう)の判断ができないほど、女性を超越している...
夏目漱石 「永日小品」
...二宮の鬼っ子ですのよ」鼻も顎もしゃくれ...
久生十蘭 「雲の小径」
...鼻は孫の手みたいにしゃくれている...
久生十蘭 「だいこん」
...前にしゃくれた腮(あご)が尖(とが)っている...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...釈蓮基(しゃくれんき)の『長生(ちょうせい)療養方』...
森鴎外 「渋江抽斎」
...小ましゃくれた唇を見ると...
吉川英治 「新書太閤記」
...家にいた日吉という小ましゃくれた丁稚(でっち)を憎んで...
吉川英治 「新書太閤記」
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