...友達の腕前では「飛込み」をやれば必ず一間以上潜るにきまっている...
江戸川乱歩 「赤い部屋」
...この水を潜る度が少いので...
江戸川乱歩 「赤い部屋」
...(かやうな姿の芥川は鵠沼の暮し以後のものであらう)話しのまま芥川の家の門を潜ることにきめてると...
小穴隆一 「二つの繪」
...縁の下を潜るのにことに適当しております...
中里介山 「大菩薩峠」
...急に縁の下へ潜ることを見合せて...
中里介山 「大菩薩峠」
...最後の息を八分位静かに呼き出したところでぐっと潜る...
中谷宇吉郎 「真夏の日本海」
...何メートルいや何十メートル潜るのか見当もつきませんが...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...それでは潜るぞ」水の選手翠川健一は...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...あれがやがて丹那トンネル潜るのかと思ふと少し謀叛心が生じた...
原民喜 「丹那トンネル開通祝ひ」
...思想界の門を潜ることはできないであろう...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...*51精神の透明な世界の門口を潜る前に...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...麦粉や小麦を積んだ荷車のあひだを潜るやうにしてあちこちと歩きるのは余(あんま)りうれしくないらしかつた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...海の暗闇の中に潜るあの獣になりたい...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...登るにしたがって次第に潜る度がますます烈しく息切れがする...
松濤明 「春の遠山入り」
...ここから壇の下に潜ると...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...今の此苦痛の海中を潜るが如き生活にしろ兎に角尋常の生活に僕を復して呉れた天に僕は感謝する...
村山槐多 「殺人行者」
...七八つの子供から六十歳以上の老人に到るまで苟(いやしく)も翁の門を潜るものは一日も休む事なく心血を傾けて指導した...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...香潮は美留藻(みるも)よりも潜るのが下手だったと見えまして...
夢野久作 「白髪小僧」
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