...三月堂の不空羂索(ふくうけんさく)なども...
高村光太郎 「回想録」
...天平盛期となるとまず東大寺三月堂の乾漆の巨像不空羂索観音(ふくうけんさくかんのん)があり...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...奈良ノ三月堂ノ不空羂索(ふくうけんじゃく)観世音菩薩ノ足ヲ見ルト...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...達磨不空は一向不合點なり...
内藤湖南 「敬首和尚の典籍概見」
...北方不空成就如来...
直木三十五 「南国太平記」
...北方不空成就如来...
直木三十五 「南国太平記」
...一鉢千家飯孤身幾度秋不空又不色無楽還無憂日暖堤頭草風涼橋下流人若問此六明月浮水中これを...
中里介山 「大菩薩峠」
...不空還不食...
三田村鳶魚 「物貰ひの話」
...唐の不空訳『大雲輪請雨経(だいうんりんしょううぎょう)』上に馬形竜王あり...
南方熊楠 「十二支考」
...若年の時真言宗の金剛界曼陀羅を見ても何の事か分らず、在英中土宜法竜僧正から『曼荼羅私鈔』を受け読み噛(かじ)ると、塔中(たっちゅう)三十七尊を記せる内、阿(あしゅく)、宝生、無量寿、不空成就(ふくうじょうじゅ)の四仏が嬉(け)鬘(まん)歌(か)舞(ぶ)の四菩薩を流出して大日如来を供養し(内四供養(うちのしくよう))、大日如来件(くだん)の四仏を供養せんとて香(こう)華(げ)燈(とう)塗(ず)の四菩薩を流出す(外四供養(そとのしくよう))、塗(ず)とは、〈不空成就仏、塗香を以て供養す、釈迦穢土に出で、衆生を利益せんと、濁乱の境界に親近す、故に塗香を以て穢濁を清む、この故に塗香を以て供養するなり〉とあった...
南方熊楠 「十二支考」
...不空三蔵をして祈らしむると...
南方熊楠 「十二支考」
...唐の不空が詔を奉じて訳した『金剛恐怖集会方広軌儀観自在菩薩三世最勝心明王経』という法成寺からツリを取るほど長い題目の仏典に...
南方熊楠 「十二支考」
...しかし本尊の不空羂索観音(ふくうけんさくかんのん)をさほどいいものとは思っていなかった...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...わたくしは心から不空羂索観音と三月堂とに頭を下げた...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...そうして不空羂索観音の渇仰者(かつごうしゃ)であるZ君に冑(かぶと)をぬいだ...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...特に不空羂索観音を...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...聖林寺観音の左右には大安寺(だいあんじ)の不空羂索観音や楊柳観音(ようりゅうかんのん)が立っている...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...三月堂の不空羂索観音...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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