...僕は思わず不破の膝頭(ひざがしら)をこつんとこづいた...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...そして不破家の門前で停止しました...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...不破が失踪した以上誰にも払わなくて済むんじゃないか...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...「だってこの家は不破氏のものでしょ...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...不破夫妻はとうとう戻ってきませんでした...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...もちろんこの家屋の名義人は不破数馬になっている...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...最初、かついえ公は此の中(じゅう)のことを水にながして仲直りをなさろうとおぼしめされ、御こんれいがござりましてから間もなく、のちの加賀大納言さま利家公、不破の彦三どの、かなもり五郎八どの、ならびに御養子伊賀守どのをお使者になされてかみがたへおつかわしになり、ほうばい同士矛盾(むじゅん)におよんでは亡君の御位牌にたいしてももうしわけなくぞんずるゆえ、こんごはじっこんにいたしたいと申されましたので、そのときはひでよし公もたいそうおよろこびあそばされ、それがしとても同様に存じておりましたところ、わざ/\おつかいにてかたじけのうござります、しゅりのすけどのは信長公の御老臣のことでもござれば、なんで違背(いはい)いたしましょうや、これからは万事おさしずをねがいますと、れいのとおり如在(じょさい)ない御あいさつでござりまして、お使者のかた/″\を至極にもてなされておかえしになりました...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...これが原則としては疏不破注といふ事になつて居る...
内藤湖南 「概括的唐宋時代觀」
...どうも呑込めないのです」と不破の関守氏が...
中里介山 「大菩薩峠」
...不破の関守氏は風呂敷包から...
中里介山 「大菩薩峠」
...そんなことを知らない不破の関守氏から...
中里介山 「大菩薩峠」
...かく甲斐甲斐しく炉辺の座に招じて置いてから、不破の関守氏は、「君たち、まだ夕飯前だろう、何もござらぬが手前料理の有合せを進ぜる」と言って、膳部を押し出したのを見ると、お椀も、平(ひら)も、小鉢、小皿も相当整って、一台の膳部に二人前がものは並べてある、しかも相当凝っている...
中里介山 「大菩薩峠」
...不破の関守氏から...
中里介山 「大菩薩峠」
...浅ましい心に誘惑をかけた不破氏の挙動も...
中里介山 「大菩薩峠」
...かねがね、予測はされていたことだが、奥州の北畠顕家(あきいえ)が、北の精兵七千騎をひきつれ、長途、王軍をたすけるべく疾風迅雷(しっぷうじんらい)のように西下して、はや不破を越え、今日にも、近江愛知川(えちがわ)には着くであろうとのことだった...
吉川英治 「私本太平記」
...稲葉山の本城から命ぜられている不破平四郎種賢(たねかた)だった...
吉川英治 「新書太閤記」
...不破を過ぎると、先頭にかけ離れていた秀吉と七、八騎の影は、突然、街道に見えなくなった...
吉川英治 「新書太閤記」
...取り鎮(しず)められい』『はいっ』『不破(ふわ)も行け』と...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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