...高い鴟尾(しび)のまわりを啼きながら...
芥川龍之介 「羅生門」
...その鴉が何羽(なんば)となく輪を描いて高い鴟尾(しび)のまはりを啼(な)きながら...
芥川龍之介 「羅生門」
...ただ権力者の鴟梟(しきゅう)の欲に供するものという以外に...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...男児(ご)は紙鴟(たこ)を揚(あげ)ざるはなし...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...年老いた鴟梟(ふくろう)は年若き鷹(たか)の前に逃走した...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...怪鴟(よたか)の声...
中勘助 「島守」
...夜になるとお宮のわきの坊主の木へ怪鴟(よたか)が二羽もきてぐわっぐわっと喉を鳴らしながら闇のなかを漁(あさ)りまわる...
中勘助 「島守」
...どこで寝ても夜半になると鴟(ふくろう)が屋根にきて鳴くし...
中谷宇吉郎 「露伴先生と神仙道」
...鴟は天狗の化身であり...
中谷宇吉郎 「露伴先生と神仙道」
...大棟(おおむね)の両端にある鴟尾(しび)のはね返った形や...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...ことに鴟尾の一つが後醍醐時代の模作として幾分拙(つたな)いために...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...むしろその両端の鴟尾(しび)の...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...むしろその両端の鴟尾の...
和辻哲郎 「月夜の東大寺南大門」
...大棟の鴟尾のところから四隅の軒先へ流れ下る降り棟の線であるが...
和辻哲郎 「西の京の思ひ出」
便利!手書き漢字入力検索