...不正直なパン屋が使うもう1つの物質は重炭酸アンモニウムである...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...日本人が不正直なので...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...けれども不正直な所謂悧巧な人達は処女を失つたと云ふこと等は知らぬ顔で立派な結婚をして幸福らしく暮してゐる...
伊藤野枝 「貞操に就いての雑感」
...不正直な女、傲慢な男にはいくら幸福らしく見えても真に幸福な結婚は六ヶしい...
伊藤野枝 「貞操に就いての雑感」
...慾張りや不正直な奴なんか一人もないのでさあ...
海野十三 「深夜の市長」
...言へば言ふほどおのれが嘘つきで不正直な氣がして來るこの大きな不幸! 「僕は宿命を信じるよ...
太宰治 「道化の華」
...それから幾分彼は一般に人間というものは不正直なものであると思うようになった...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「作男・ゴーの名誉」
...甚だ不正直な評論家と云わざるを得ない...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...どいつもこいつも不正直なもんだでな...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...次には不正直な女中のことなどを話している...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...今や不正直な人々の邪推によって身を汚されるのを感じた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...不正直なことです...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その肉体を極めて不正直な...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...感激的教育概念に囚(とらわ)れたる薫化(くんか)がこういう不正直な痩我慢的な人間を作り出したのである...
夏目漱石 「教育と文芸」
...不正直な取引者が恐れる...
アーサー・ヒル・ハッサル Arthur Hill Hassall, M.D. 水上茂樹訳 「食品とその混ぜ物処理」
...正直といってもまだ不正直な事を知らないために正直な人もあり...
村井弦斎 「食道楽」
...不正直なものや、変態的なものや、贅沢(ぜいたく)なものや、それらは民藝品として最も避くべき事柄です...
柳宗悦 「民藝四十年」
...それもぼくのまだ不正直な僞辯で...
吉川英治 「折々の記」
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