...博士の消息は杳(よう)として聞えなかった...
海野十三 「キド効果」
...二人共それ以来杳(よう)として行方が知れないのですから...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...杳(よう)として行方を知らずというわけだね...
江戸川乱歩 「断崖」
...杳として影も形もなかった...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「接吻」
...事実の彼方という杳(はる)けさが...
豊島与志雄 「同胞」
...うち寄りて肩を抑へつゝ『白杳なる容貌に...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...終日杳相同...
夏目漱石 「思い出す事など」
...去る波の今書いた真を今載(の)せて杳然(ようぜん)と去るを思わぬが世の常である...
夏目漱石 「虞美人草」
...十一十二もつい紙上へは杳(よう)たる有様で暮してしまった...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...それっきり杳(よう)として判りませんが...
野村胡堂 「江戸の火術」
...杳(よう)として消息を絶ち...
火野葦平 「花と龍」
...ナホモ杳カナ穹窿ヲ犇イテヰルノカ...
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...交川君は何故かそれ以来杳として姿を現さなくなり...
牧野信一 「疑惑の城」
...クルーゼ夫人の方は戦後に杳として消息が知れない...
三好達治 「オルゴール」
...それきり杳(よう)として沙汰はなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...杳(よう)として消息がない...
吉川英治 「新書太閤記」
...杳(よう)として...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...杳(よう)として...
吉川英治 「平の将門」
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