...申し訳ありませんが、不承知です...
...彼は私の問いに対して、不承知のようです...
...不承知なら、もう少し調べてみましょう...
...不承知なら、まずは確認をしてから決めましょう...
...不承知でしたら、またお伺いします...
...大先生が不承知だ...
泉鏡花 「婦系図」
...お前はそれでも今度の縁談が不承知か...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...わたしは自分が最初この縁組に不承知だつた事を先方で知つてゐる...
犬養健 「愚かな父」
...もしぼくが不承知だといったら?」「まさか殺しゃしませんよ...
江戸川乱歩 「影男」
...恰かも女の不承知または反對の言葉に答へるかのやうに...
ロバート・ルイス・スティーヴンソン 佐藤緑葉訳 「醫師と旅行鞄の話」
...眼は上(うわ)ずり、口はひきつって、「お、お、おじさん……お前は畜生を、人でなしを、生きたけだものを、家へ連れて来て、葬式をなさるそうだ、わ、わ、わしが不承知だ、わしが不承知だ」二十二この声で、満堂のお通夜の客が、一時に、そちらに眼を集めると、血相を変えて立っている若い男は、これも、この家には一族に当る角之助という江名子村(えなこむら)の山持ちの息子でした...
中里介山 「大菩薩峠」
...わしが不承知じゃ...
中里介山 「大菩薩峠」
...「親父の多の市が不承知なんだらう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その場になって七平が不承知を言い出して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...主人の俺が不承知だ」いつの間にやら脇差を左手に持った直助は平次の横手から狙(ねら)い寄っているではありませんか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...亡(な)くなつた親旦那は大の不承知で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私(わし)の病院(びやうゐん)へ入(い)れる事(こと)は不承知(ふしようち)かと毎々(まい/\)聞(き)かれるのであるが...
樋口一葉 「うつせみ」
...仲直りの盃を交さないうちは此方が不承知だ! と云つて...
牧野信一 「捜語」
...リイケはそれでは不承知と見えて...
カミイユ・ルモンニエエ Camille Lemonnier 森林太郎訳 「聖ニコラウスの夜」
...泰助が不承知でさえなければ花嫁の席は千賀のものであったから...
山本周五郎 「思い違い物語」
...もし母が不承知の場合は...
横光利一 「旅愁」
...それで不承知ならどうにでもしておくれ」注いでは飲む茶碗酒の勢いが...
吉川英治 「江戸三国志」
...もし李粛が不承知な顔いろを現したら...
吉川英治 「三国志」
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