...申し訳ありませんが、不承知です...
...彼は私の問いに対して、不承知のようです...
...不承知なら、もう少し調べてみましょう...
...不承知なら、まずは確認をしてから決めましょう...
...不承知でしたら、またお伺いします...
...あれが不承知なのだから...
芥川龍之介 「偸盗」
...わたしが最初不承知で...
犬養健 「愚かな父」
...お前のたった一人の兄として、また、なくなられたお母さんの身代りとして、僕は、断然不承知だ...
太宰治 「新ハムレット」
...少々内福な汐田の家では二人の結婚は不承知であって...
太宰治 「列車」
...宅(うち)へ知らせる事は当人が絶対に不承知であった...
夏目漱石 「行人」
...「父親が不承知で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...柳屋の親爺は不承知だつたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...亡(な)くなつた親旦那は大の不承知で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「あっしは不承知だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ソレで木村の玄関に上(あがっ)て大橋に遇(あっ)て、大変騒々しいが何だと云うと、大橋がヒソ/\して、「お前さんは何も知らぬか、大変な事が出来ました、大騒動だ、酒井(さかい)の人数が三田(みた)の薩州の屋敷を焼払おうと云(い)う、ドウもそりゃ大騒動、戦争で御座(ござ)ると云うから、私も驚いて、ソリャ少しも知らなかった、成程ドウも容易ならぬ形勢だが、夫(そ)れは夫れとして、時にあの屋敷の金を持(もっ)て来たから渡してお呉(く)んなさいと云うと、大橋が、途方もない、屋敷どころの話じゃない、何の事だ、モウこりゃ江戸中の屋敷が一銭の価(あたい)なしだ、ソレを屋敷を買うなんてソンな馬鹿らしい事は一切罷(や)めだ、マアそんな事を為(し)なさるなと云(いっ)て取合(とりあわ)ぬから、私は不承知だ...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...「不承知か、困ッたもんだネ...
二葉亭四迷 「浮雲」
...国では大不承知であったけれど...
二葉亭四迷 「平凡」
...仲直りの盃を交さないうちは此方が不承知だ! と云つて...
牧野信一 「捜語」
...リイケはそれでは不承知と見えて...
カミイユ・ルモンニエエ Camille Lemonnier 森林太郎訳 「聖ニコラウスの夜」
...お前が不承知でないなら...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...平五が話し終るとすぐに「不承知だ」と答えた...
山本周五郎 「末っ子」
...「そこもとが不承知なら...
山本周五郎 「花も刀も」
...不承知の色を見て...
吉川英治 「剣難女難」
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