...そういう不心得な店員を出すことも少ないのであって...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...今までの不心得を謝して...
田山花袋 「蒲団」
...自分の不心得から...
辻潤 「ふもれすく」
...天下の早慶戦の日に落着いて連句などを作ろうとするものの不心得を自覚したので...
寺田寅彦 「マーカス・ショーとレビュー式教育」
...興味を有って期待していた不心得な人間達はやや失望したかも知れないが併しそれだけに...
戸坂潤 「社会時評」
...先生のセロの勉強ぶりを拝見するという不心得なことをしたこともあった...
中谷宇吉郎 「続先生を囲る話」
...どうも不心得な南画家であるが...
中谷宇吉郎 「南画を描く話」
...小野さんの不心得はそこまでは進んでおらぬ...
夏目漱石 「虞美人草」
...よく参禅者の不心得を諷(ふう)せられます」と云った...
夏目漱石 「門」
...手前(てめえ)の不心得は皆んな聞いてしまつたぞ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...粥を啜(すゝ)らせて居たといふぢやないか」「――」「そんな不心得な人間は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...月見をしたりするのは不心得だ」と云った...
森鴎外 「じいさんばあさん」
...まだ若いのに何という不心得な人かいな...
夢野久作 「近世快人伝」
...昨夜の不心得者です...
吉川英治 「剣の四君子」
...諸国の不心得者が眼をさませば...
吉川英治 「新書太閤記」
...不心得を謝して云った...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...国賊と呼ばねばならぬ不心得者でもあるなれば知らぬこと――と...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...不心得極まる奴輩(やつばら)――大目に見ておくことはできん...
吉川英治 「旗岡巡査」
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