...不当な労働をしてその上に生活にも困らなければならないと云ふやうな割の合はない仕事が所謂正当な立派な職業とされてゐる間はとても割のいゝ職業にはいくら賤劣であらうとも職業として存在してゐる間は生きて行かなければならないと云ふ要求の上からは少しも就くのには躊躇されないだらう...
伊藤野枝 「ウォーレン夫人とその娘」
...しかし全然不当な請求権の機先を制した方がよろしいと彼はいった...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...」「しかしそれが不当な悪口だったら...
徳田秋声 「仮装人物」
...之に方法としての不当な威厳を認めがちな事から来る結果なのである...
戸坂潤 「科学論」
...――古典の権威に対する不当な尊重は...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...それは人心の焦躁(しょうそう)と無意識的ではあろうが不当な欲求との集積から生れ出る流行性の熱病である...
中谷宇吉郎 「千里眼その他」
...さも当然であるかの容子(ようす)で不当な事をやるに限る...
夏目漱石 「坑夫」
...簡単に「水夫たちがいかに不当な要求を...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...「ぼくの考えによるとあの火夫さんに不当な扱いが加えられたんです...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「火夫」
...「あんたは不当な扱いを受けているんですよ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「火夫」
...しかもいつでも陳情者の半ばは不当なもうけものなのでして...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...そして不当な扱いを受けたと言うなよ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...やはりむつかしい・不当な・規則といわなければならない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...不当な概念ができてしまった...
柳田國男 「地名の研究」
...「――なお不当な侮辱を耐え忍んでゆかなければならないんですか」「藤島は侮辱を受けなかったでしょうか...
山本周五郎 「はたし状」
...「このまえのときにも明らかに不当な申し分で...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...自分が不当な罪で罰せられたこと...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...李異(りい)と謝旌(しゃせい)という万夫不当な勇将も二人養っているそうだ...
吉川英治 「三国志」
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