...果して推理の力で解けるだらうかと不安になる...
佐野昌一 「虫喰ひ算大會」
...果して推理の力で解けるだろうかと不安になる...
佐野昌一 「虫喰い算大会」
...ただ不安になるばかりだ...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...日曜日は受持医がいないので不安になるためか...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...私自身もとき/″\不安になる...
種田山頭火 「其中日記」
...少し不安になる...
外村繁 「澪標」
...不安になるのです...
豊島与志雄 「肉体」
...自分の住む現在の社会が成立しているのだという考がどこからか出て来て急に不安になるのです...
夏目漱石 「虚子君へ」
...ひどく不安になるのであつた...
原民喜 「小さな村」
...すこし不安になる...
久生十蘭 「キャラコさん」
...かえって不安になるくらいです」「考課簿の操行点も「百」となっていましたが...
久生十蘭 「母子像」
...その状態は不安になる...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...いまは訪う者みな口にするその哀しみの谷では不安になると...
エドガー・A・ポオ Edger A. Poe 「ポオ異界詩集」
...われとわが身が不安になるほど何が何やら分からず思い乱れておるような私の気もちをも御推量下すって」といつもに似ず乱雑な...
堀辰雄 「ほととぎす」
...不安になるほど長く延ばして弾いた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...あちらのお言葉が染(しみ)になってお身体(からだ)へつくようにも反感を持っていらっしゃるのですね」少将にこんなふうに言われれば言われるほど不安になる姫君であった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...おけいはだんだん不安になるのを抑えることができなかった...
山本周五郎 「追いついた夢」
...一層自分の言葉の欠点が分って不安になるので...
横光利一 「旅愁」
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