...不器量なことにかけてもいい取り合せですから...
薄田淳介 「若葉の雨」
...あたしはこんな不器量な子だから...
太宰治 「新釈諸国噺」
...いるわ」「みんな不器量なんですね?」「すばらしい美人ぞろい...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...大きな顎をした国王と不器量な顔をした王妃とがいた...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...不器量な顔と美しい顔をしたあのもう二人とは...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...何(なアん)の沙汰(さた)なしであの不器量な意地(いじ)わるの威張った浪子はんをお嫁にもらったり...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...ひょっとしたら不器量なほうだったかも知れない』のである...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...「本当にあたしのような不器量なものは...
夏目漱石 「明暗」
...「奥様が不器量なら...
夏目漱石 「明暗」
...不器量な野良猫は達者でいたずらをしているし……」「その通りでございますよ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...不器量な赤ん坊のような顔をしているわ...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...不器量な娘のやうに...
林芙美子 「浮雲」
...どんな不器量な女でも...
林芙美子 「秋果」
...おなかの大きい不器量なおかみさんが一人...
林芙美子 「新版 放浪記」
...不器量な顔をほころばせて...
火野葦平 「花と龍」
...随分不器量な娘(こ)だつたが...
ボレスラーフ、プルース 二葉亭四迷訳 「椋のミハイロ」
...頬骨の高いどっちかというと不器量な川原の面に湛えられた...
「海流」
...似ても似つかぬ不器量な...
山川方夫 「歪んだ窓」
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