...さうして又不可解な...
芥川龍之介 「蜜柑」
...いつか千葉の湖畔でひろって来た不可解な...
海野十三 「火星兵団」
...虎松はこの場の不可解な情景に立ち竦(すく)んだまま...
海野十三 「くろがね天狗」
...不可解な言い伝えである...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...これは実に不可解な事件であった...
江戸川乱歩 「D坂の殺人事件」
...不可解な抵抗しがたい壓迫と...
田畑修一郎 「南方」
...何やら不可解なことが起りつつあった...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...相撲取草(すもうとりぐさ)を見つけて相撲を取らせては不可解な偶然の支配に対する怪訝(けげん)の種を小さな胸に植えつけていた...
寺田寅彦 「芝刈り」
...この一編を書くようになった動機はむしろこの点に対する私の不可解な疑念であると言ってもいい...
寺田寅彦 「笑い」
...彼によれば歴史家達が説明し難い最も不可解な歴史現象と考えるフランス革命を...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...また肝臓に病跡の残留せざるは不可解なり...
久生十蘭 「フランス伯N・B」
...茲に全く不可解な一事は...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...これはまったく不可解なことで...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...起き上るたびに私は一種不可解な気持をもつてあたりを見廻さずにはゐられない...
北條民雄 「頃日雑記」
...順三郎どの 林二不可解な伯父の手紙を坂口は幾度も繰返した...
松本泰 「P丘の殺人事件」
...この不可解な状態のかげにひそむ一つの理由として生活的な問題がおいおい一般の推測に浸透してきた...
宮本百合子 「権力の悲劇」
...「昨晩のことがまだ不可解なことに思われます...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...幕間になると彼女は放蕩親爺(ほうとうおやじ)の好色眼と若い男たちの漫然とした不可解な顔と...
吉行エイスケ 「女百貨店」
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