...下積みから営々と成り上って来たせいで...
梅崎春生 「狂い凧」
...ずっと下積みになると...
徳田秋声 「縮図」
...そこの下積みになっていて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ことごとく船の底へ下積みにされてしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかしこういう下積みになり得る研究は...
中谷宇吉郎 「科学は役に立つか」
...下積みにもならなかった研究が...
中谷宇吉郎 「科学は役に立つか」
...下積みの方はとっくに腐っているというような景色もいくらも見られる...
中谷宇吉郎 「琵琶湖の水」
...国内にも特権階級と下積み階級とがあって...
中谷宇吉郎 「私の履歴書」
...何時まで經つても八五郎は下積みのまゝ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...反駁の余地のない下積みのところで要領よくなまける術も直吉は覚えされられた...
林芙美子 「瀑布」
...若干期間下積みになっていなければなるまい...
平林初之輔 「文芸は進化するか、その他」
...多くの本の下積みになつてゐるパイプをもう無いものと信じてゐるやうなものであつた...
堀辰雄 「不器用な天使」
...そういう――代々下積みにいるものの観念が自らを納得させたのだ...
本庄陸男 「石狩川」
...下積みのつづらの中に...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...見出された品物は多くは下積みにされて...
柳宗悦 「民藝四十年」
...いつも下積みでうだつがあがらねえ...
山本周五郎 「嘘アつかねえ」
...世間の下積みになって...
山本周五郎 「さぶ」
...そしてそれらの下積み武士の不平をたれよりも身に知っていたのは高氏だった...
吉川英治 「私本太平記」
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