...田中派はまたも敵の本拠というべき山下村で懇親会をひらいた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...吉野村中最も梅花の多き下村に至り...
大町桂月 「梅の吉野村」
...東京に十名京都に五名と思いますが、東京の十名は、日本画では、河合玉堂(かわいぎょくどう)、小堀鞆音(こぼりともと)、下村観山、西洋画では黒田清輝(くろだせいき)、彫刻では私と新海竹太郎(しんかいたけたろう)、刀剣では宮本包則(かねのり)、蒔絵(まきえ)では白山松哉、写真では小川一真(おがわいっしん)、建築では佐々木岩次郎の諸氏であります...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...岡倉先生はまもなく日本美術院を拵らえ、下村観山、横山大観や菱田春草等と共に大きな日本画の改革をやり出した...
高村光太郎 「美術学校時代」
...発戸(ほっと)の右に下村君(しもむらぎみ)...
田山花袋 「田舎教師」
...城の東郊は則ち吾が松下村なり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...彼の家は松下村の山中にあり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...下村海南氏は思わぬ事情から引退を余儀なくされたが...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...叔父の下村も多少詩を知っていた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...又隣家の下村(しもむら)と云う屋敷の稲荷様を明けて見れば...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...同級には下村千秋や浅原六朗がゐて後に彼等と共に「十三人」といふ同人雑誌に加つた...
牧野信一 「交遊記」
...下村は幾分か失望したやうな口振で言つた...
宮原晃一郎 「怪艦ウルフ号」
...かう来なくちや!」下村がむやみに興奮してゐるうち...
宮原晃一郎 「怪艦ウルフ号」
...えらいぞ下村(しもむら)! 積荷の弾薬に気がついたのか...
宮原晃一郎 「怪艦ウルフ号」
...下村が弾薬を自分の方へ廻(まは)してくれるものと思つたので...
宮原晃一郎 「怪艦ウルフ号」
...下村は残念さうにうなつた...
宮原晃一郎 「怪艦ウルフ号」
...又其全家が十二月中相模国「余綾郡山下村百姓仙次郎方」に寓してゐた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...すると松下村塾的な思想はその時代にはいいけれども...
吉川英治 「折々の記」
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