...上求菩提の努力の中にも下化衆生の大願を忘れてはならない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...下化衆生の活動を將來に期したところに在るに過ぎない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...人は上求菩提か下化衆生か孰れか一つを表にして孰れか一つを裏にすることなしに...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...下化衆生の「十分腰を据ゑた」活動を將來に期して先づ上求菩提の險難な途を行かうとする者は主我的享樂者か...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...或人の或時期に於いて上求菩提の願ひと下化衆生の願ひとが意志の焦點として矛盾する悲しみを考へたことがないのか...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...暫く下化衆生の逸る心を抑へて強ひて上求菩提の途に歸り行く者の修業苦を經驗したことがないのか...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...上求菩提下化衆生は二つの句である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...上求菩提下化衆生と云ふが如き對句は甚だまだるつこい...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...上求菩提下化衆生の菩薩(ぼさつ)の地位であり...
中里介山 「「峠」という字」
...下化衆生(げけしゅじょう)」という心持で小説を拵えているとか称する作者が...
三田村鳶魚 「中里介山の『大菩薩峠』」
...「下化衆生」に至っては...
三田村鳶魚 「中里介山の『大菩薩峠』」
...下化衆生」の仏願が...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
便利!手書き漢字入力検索