...この名伯楽は、菊池が、作家として、横光、川端、その他を、世に出し、寄稿家として、芥川、直木、その他を、選んだやうに、佐佐木は、編輯者として、池島、上林吾郎、その他、数かずの辣腕家を、社員としては、他の類のないやうな働き者を百数十人も、見出してゐる...
宇野浩二 「思ひ出すままに」
...上林の秋雁(しゅうがん)に依頼せざるも郵便は至るところ吾人が通信を託するに堪えたり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...常連は井伏鱒二、小田嶽夫、上林暁、太宰治、木山捷平、古谷綱武、亀井勝一郎、中村地平君等である...
外村繁 「将棋の話」
...「小田、上林と、皆順順に集つて来るんだね、さうして最後が浅見君だ...
外村繁 「将棋の話」
...小間物屋の上林(かんばやし)が指導に当り...
火野葦平 「花と龍」
...人形作りの上林に...
火野葦平 「花と龍」
...嘗て上林温泉に遊ばれた時のにもある...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...十月三日 〔市ヶ谷刑務所の顕治宛 長野県下高井郡上林温泉せきや方より(地獄谷の写真の絵はがき)〕十月三日...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...十月十一日 〔市ヶ谷刑務所の顕治宛 長野県上林温泉より(せきや旅館前の桜花の絵はがき)〕十月十一日...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...十月十四日 〔市ヶ谷刑務所の顕治宛 長野県上林温泉より(長野市風景の絵はがき)〕十月十四日の夜...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...上林へ行ったことは...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...上林辺はきっともう雪でしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...私が上林へいたときあっちへ下すった手紙の分です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...一昨年上林(かんばやし)へ行ったときだってそれがあって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...つまるところ上林か...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...どうも私は上林は知ったところだからついそちらへ引かれるが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...まさか上林の弥造どんちのかかりうど衆じゃあるめえ?仙太 へえ? 上林の弥造?半助 今日は弥造どんが捕親(とりおや)だ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...光厳の弟ぎみ、梶井ノ二品(ほん)親王(しんのう)もここへ来合わされ、御門徒の勝行房、上林房以下二、三十人の法師武者らとともに落人(おちゅうど)の列に入った...
吉川英治 「私本太平記」
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