...なにがしといふ漢の帝王が上林苑を造つたことがあつた...
薄田泣菫 「独楽園」
...上林さんと御一緒で...
太宰治 「當選の日」
...曰く 上林み寺の禅尼放胆に物はいへども知らず山の名 僧尼をからかふ気持は昔からあるが元来笑談のすきな晶子さんにこの種の作のあることもとよりその所である...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...山涼し馬を雇はん値をばもろともに聞く初秋の月同じ行赤倉を出て渋の奥にある上林温泉へ廻つたが環境がもの足りなかつたのでも少し奥へ這入りたかつた...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...十月三日 〔市ヶ谷刑務所の顕治宛 長野県下高井郡上林温泉せきや方より(地獄谷の写真の絵はがき)〕十月三日...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...十月十二日 〔市ヶ谷刑務所の顕治宛 長野県上林温泉より(封書)〕十月十二日(月) 第十六信九月三日に下さったお手紙は十日につきました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...渋(しぶ)からこの上林へとくり上って来る...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それらの連中はこの家から少し上の上林ホテルというのにつめこまれるが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...十月十四日 〔市ヶ谷刑務所の顕治宛 長野県上林温泉より(長野市風景の絵はがき)〕十月十四日の夜...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...栄さんがきょう上林へのこした荷物をとりに行きました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...上林なんかゆかなくってよかったこと...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...たしか上林の弥造とか言った角力上りの奴もいるようだが...
三好十郎 「斬られの仙太」
...上林の弥造は三人の百姓を突転ばすようにして歩かせる...
三好十郎 「斬られの仙太」
...上林の弥造貸元の飲分けの弟分で佐貫の半助親方を知らねえような奴あ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...二吉村軍之進鳥追行商人馬方検分の刑吏代官所役人/手先上林の弥造北条の喜平/子分佐貫の半助/子分町方の手先博徒喜造/甲乙茶店の爺番太読売り人足四人村の男一...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...上林の弥造は三人の百姓を突き転ばすようにして歩かせる...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...まさか上林の弥造どんちのかかりうど衆じゃあるめえ?仙太 へえ? 上林の弥造?半助 今日は弥造どんが捕親(とりおや)だ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...光厳の弟ぎみ、梶井ノ二品(ほん)親王(しんのう)もここへ来合わされ、御門徒の勝行房、上林房以下二、三十人の法師武者らとともに落人(おちゅうど)の列に入った...
吉川英治 「私本太平記」
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