...上林氏の寫眞と並んで載つてゐた...
太宰治 「當選の日」
...上林君や古谷君とともに...
外村繁 「将棋の話」
...小間物屋の上林(かんばやし)が指導に当り...
火野葦平 「花と龍」
...御堂より高かる空に五山浮き松風の鳴る広業寺かな明治の画家寺崎廣業氏の山荘を禅寺にしたらしく信州渋の上林にある...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...山涼し馬を雇はん値をばもろともに聞く初秋の月同じ行赤倉を出て渋の奥にある上林温泉へ廻つたが環境がもの足りなかつたのでも少し奥へ這入りたかつた...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...渋(しぶ)からこの上林へとくり上って来る...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...雪は上林で三四尺の由...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...私は「上林からの手紙」というのと「山漆(やまうるし)」というのと二つ随筆をかき...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...もう上林へは戻らぬことお分りでしょうか...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...この間島田へ上林からお送りしたのは松葉の茶です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...一昨年上林(かんばやし)へ行ったときだってそれがあって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...多分信州の上林へでも行くのでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...つまるところ上林か...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...上林は鯉があったのに...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...上林にもリンゴ畑の小さいのがありました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...たしか上林の弥造とか言った角力上りの奴もいるようだが...
三好十郎 「斬られの仙太」
...上林の弥造は三人の百姓を突転ばすようにして歩かせる...
三好十郎 「斬られの仙太」
...於当所上林中林下林三所被仰付...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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