...今日の試験は上出来だった...
...彼女にプロポーズして、上出来な返事をもらった...
...上司からの評価が上出来で、昇進が決まった...
...この店の料理はいつも上出来だ...
...クラスで最高の成績を取ったので、親に褒められて上出来な気分だ...
...――或は事実上出来の悪いものを(たとへば「赤い卵」の如き)彼の一生の文芸的体系に結びつける綱を与へてゐる...
芥川龍之介 「続文芸的な、余りに文芸的な」
...まことに水ぎわ立った上出来(じょうでき)の芸当(げいとう)だった...
海野十三 「恐怖の口笛」
...皆の顔を見くらべつつ耳を傾けていたが「うん、上出来だった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...平均一割の儲けとなればごく上出来である...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...まず上出来の部類なのであるが...
太宰治 「鴎」
...事柄の性質上出来ることではない...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...「調子は甘ったれていて、文句はきっぱりしていて、上出来だな...
豊島与志雄 「旅だち」
...まず上出来の方である...
中里介山 「大菩薩峠」
...それよりもはなびしがにの方がよほど上出来である...
中谷宇吉郎 「南画を描く話」
...細君は上出来の辣韮(らっきょう)のように見受けらるる...
夏目漱石 「カーライル博物館」
...演奏はまったく上出来さ...
野村胡堂 「九つの鍵」
...「お前にしちゃ上出来だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...思ったより上出来で...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「又しても上出来だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「死の土壌」
...ここも圓太郎は上出来だった...
正岡容 「圓太郎馬車」
...今度が一番上出来です...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...稲佐(いなさ)という処の木賃宿へ着いた迄は上出来でしたが...
夢野久作 「近世快人伝」
...まず上出来の方じゃ...
吉川英治 「松のや露八」
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