...ガサガサ言うのもあれば...
石川欣一 「可愛い山」
...又ガサガサと身動きして...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...捜索の人達がガサガサと物音を立てながら...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...大樹の葉がガサガサ鳴って...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...ガサガサと木(こ)の葉のすれる音がして...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...木の枝をガサガサいわせて...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...玉蜀黍(とうもろこし)の広葉(ひろば)もガサガサと風になびく...
田山花袋 「田舎教師」
...一行はまたガサガサと深い草路をわけて進んだ...
田山録弥 「草道」
...さいぜんのガサガサは...
中里介山 「大菩薩峠」
...その穴をガサガサと潜って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...今例を挙げて言えばアヤメ、ユリ、アサガオ、ムクゲなどの果実はでオダマキ、トリカブト、シャクヤクなどの果実は※※である...
牧野富太郎 「植物記」
...ガサガサガサと木や草を掻き分けて近づく足音...
三好十郎 「斬られの仙太」
...ガサガサと草の中に身体を投げ出す)敦子 私は平気よ...
三好十郎 「樹氷」
...あの……(と懐中から紙包みを出してガサガサ開く)このハガキがチャンとこうしてシベリヤから参りました...
三好十郎 「鈴が通る」
...ガサガサやっている)……ちきしょう!……こうなったら……七万...
三好十郎 「胎内」
...ガサガサガサと木や草を掻き分けて近づく足音...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...すると、秋の或(ある)月の夜であったが、私は書生一人伴(つ)れて、共同墓地の傍(わき)に居る知己(ちき)の家を訪ねた、書生はすぐ私より先(さ)きに帰してしまったが、私が後(あと)からその家を辞したのは、かれこれ十一時近い頃であった、何分(なにぶん)月が佳(い)い晩なので、ステッキを手にしながら、ぶらぶら帰って来て、表門へ廻るのも、面倒だから、平常(ふだん)皆が出入(でいり)している、前述の隣屋敷の裏門から入って、竹藪を通抜(とおりぬ)けて、自分の家の庭へ出ようとした、四隣(あたり)は月の光で昼間のようだから、決して道を迷うはずはなかろうと、その竹薮へかかると、突然行方(ゆくて)でガサガサと恰(あだか)も犬でも居るような音がした、一寸(ちょっと)私も驚いたが、何かしらんと、月光(つきあかり)を透して行手(ゆくて)の方を見詰めると、何も見えない、多分犬か狐の類(るい)だろう、見たらこの棒でくらわしてやろうと、注意をしながら、四五歩前に出ると、またガサガサ、此度(こんど)は丁度(ちょうど)私の家と隣屋敷との境の生垣のあたりなので、少し横に廻って、こっそりと様子を窺(うかが)うと、如何(どう)も人間らしい姿が見えるのだ、こいつは、てっきり盗賊(どろぼう)と思ったので、思切(おもいき)り大声を張上(はりあ)げて「誰だ!」と大喝(だいかつ)一声(いっせい)叫んだ、すると先方(さき)は、それでさも安心した様に、「先生ですか」というのだ、私はその声を聞いて、「吉田(よしだ)君かい」というと、「はい、そうです」答(こた)えながら先方(さき)は此方(こちら)を向いて来て、二人が近寄ってみると、先刻(さっき)帰した書生なので、「君は、一躰(いったい)如何(どう)したのだ、僕は盗賊(どろぼう)だと思ったよ」と笑いながら云うと、吉田は実に不思議だといったような顔をして、「先生、僕は今実に酷(ひど)い目に会いましたよ」と云いながら語るのを聞くとこうだ...
柳川春葉 「怪物屋敷」
...たとえば郡の名にサガラカ(相楽)シガラキ(紫香楽)ウハラキ(茨城)オハラギ(邑楽)があり...
柳田國男 「地名の研究」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??