...上々の首尾であった...
江戸川乱歩 「影男」
...帰宅した夫から上々の首尾であったことを聞かされた幸子は...
谷崎潤一郎 「細雪」
...その結果は双方に取り上々の首尾であったと思えた...
谷崎潤一郎 「細雪」
...而(しか)もその時は久振に夫と愉快な旅行をして上々の首尾だったのであるから...
谷崎潤一郎 「細雪」
...薄く灯のさしている障子のところで、綱手は手燭を吹き消して「お母様、お兄様が、上々の首尾で、ござりますって」いい終らぬうちに、小太郎が、部屋の中へ入った...
直木三十五 「南国太平記」
...六郷左京上々の首尾で帰りましたが...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...上々の首尾で立ち帰りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...上々の首尾で立ち歸りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...どうやら上々の首尾であったらしい...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...あのひとの言ふやうな上々の首尾にいかなかつたら...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...最初のうちはこのうへもない上々の首尾で勝負が進んだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...上々の首尾でした」明らかに女の表情はこの意見に全く同意しない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...「上々の首尾でした...
吉川英治 「三国志」
...君公のごきげんは上々の首尾であり...
吉川英治 「私本太平記」
...しかし賜謁(しえつ)は、上々の首尾で、義貞は身にあまる思いにくるまれ、さらにべつな庭では、准后(じゅんごう)三位ノ廉子(やすこ)にも謁(えっ)した...
吉川英治 「私本太平記」
...弁円は、小声で、「上々の首尾さ...
吉川英治 「親鸞」
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