...再三明日(あした)にした方が好くはないかと云って見た...
芥川龍之介 「妙な話」
...三明くる日、男は、「私共は二食で、朝飯(あさめし)を十時にやります...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...三明けて一八九一年の正月になると...
中島敦 「光と風と夢」
......
長塚節 「長塚節歌集 中」
...少し腹に力もつきたることなれば身も心もいさましく筑波嶺のノタリはまこと雨ふらばもろこし黍の葉も裂くと降れ其三明治三十六年八月十日...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...三六三明治三十九年六月七日 (以下不明) 本郷區駒込千駄木町五十七番地より廣島市猿樂町鈴木三重吉へ昨夜君の所へ手紙をかいた處今朝君のを受けとつたから書き直す原稿料は遠慮なく御受取可然...
夏目漱石 「鈴木三重吉宛書簡―明治三十九年」
...三明日の神田祭を控えて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...三明治文学史上、彼は彼の翻訳に見る一種の立体的な、説得力に富んだ文体を創造したスタイリストとして記憶されねばなるまい...
平林初之輔 「黒岩涙香のこと」
...三明治落語界を風靡した滑稽舞踊「郭巨の釜掘り」の一節に...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...三明治憲法においても...
山浦貫一 「新憲法の解説」
...三明くる朝まだ暗いうちに...
山本周五郎 「雨あがる」
...この話はあとのことにするよ」十六の三明くる日は強い北風が吹きあれて...
山本周五郎 「さぶ」
...いま帰りました」三明くる朝...
山本周五郎 「ちいさこべ」
...二三明白な事蹟もあるけれど...
吉川英治 「折々の記」
...行宮(あんぐう)にあてられた三明院(さんみょういん)は「梅松論」に...
吉川英治 「私本太平記」
...また出雲の守護、塩冶判官高貞(えんやほうがんたかさだ)なども、立会いとして、これへ臨んでいたので、三明院の野外は、時ならぬ兵の陣場となり、ふだん百戸に足らぬ浦の部落は、喧騒(けんそう)にあふれ返った...
吉川英治 「私本太平記」
...「よし、そしらぬ顔して、こよいの態(てい)を眺めていよう」その宵は、三明院のうちで、心ばかりな別宴があることになっていた...
吉川英治 「私本太平記」
...三明院に姿を見せる...
吉川英治 「私本太平記」
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