...書肆(ほんやの)文求堂をもうちっと富坂寄(とみざかより)の大道へ出した露店(ほしみせ)の、いかがわしい道具に交ぜて、ばらばら古本がある中の、表紙の除(と)れた、けばの立った、端摺(はしずれ)の甚(ひど)い、三世相を開けて、燻(くす)ぼったカンテラの燈(あかり)で見ている男は、これは、早瀬主税である...
泉鏡花 「婦系図」
...露店(ほしみせ)の古本の中にあった三世相が目を遮ったから...
泉鏡花 「婦系図」
...露店の三世相を繰るとなると...
泉鏡花 「婦系図」
...三世相がひっくりかえって...
泉鏡花 「婦系図」
...主税は思わず三世相を落して...
泉鏡花 「婦系図」
...こりゃ三世相かきの名人でげす...
泉鏡花 「婦系図」
...三世相は御祝儀にお求め下さいな...
泉鏡花 「婦系図」
...はじめて持扱った三世相を懐中(ふところ)へ始末をすると...
泉鏡花 「婦系図」
...」「先刻(さっき)の三世相を見せろ...
泉鏡花 「婦系図」
...三世相を飛ばし来って...
泉鏡花 「婦系図」
...三世相の盗人覗(ぬすっとのぞ)きをするにゃ当るまい...
泉鏡花 「婦系図」
...「三世相を見ておりましたのは...
泉鏡花 「婦系図」
...手を延ばして年寄が三世相(さんぜそう)を見るようにしたり...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...火難盜難愼(つゝ)しむべし――と三世相に書いてある」「無駄は止せ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...鎌(かま)の未申(ひつじさる)――なんてえのは三世相にもないよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...三世相大雜書を押し退けると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...三世相大雜書(さんぜさうだいざつしよ)を讀んで居りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
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三好十郎 「捨吉」
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