...取付けの器具は丈夫に出来ていた...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...からだも丈夫になつた...
太宰治 「『思ひ出』序」
...「結局のところ……」とワルトハウスはにわかに心丈夫になって言った...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ことに老年になるとその綱がますます丈夫になるものです...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...何をなさるの?」「それは……」「身体を丈夫にして……」「…………」ふと少女の立っていた燈籠(とうろう)の火が消えました...
中里介山 「大菩薩峠」
...お前はどうしても丈夫にならなければなりませんよ――お前が丈夫になると共に...
中里介山 「大菩薩峠」
...万一丈夫になった時は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...よく歩くことで身体は益々丈夫になりさうだ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...いつでもひとりで大丈夫になつた...
牧野信一 「熱海線私語」
...現実に私がすっかりしゃんと丈夫にならなければ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...運動神経を丈夫にしてゆくことの価値をはっきりさせたいわね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...丈夫になることは確かだと思う...
柳田国男 「年中行事覚書」
...わざわざ肩と裾の部分を縫取(ぬいと)りして丈夫にしたのである...
柳田国男 「木綿以前の事」
...どうか丈夫にしてやりたいと思う情に変りはなかった...
山本周五郎 「季節のない街」
...赤児は丈夫に育っていった...
山本周五郎 「柳橋物語」
...丈夫になるまで親身に世話をして呉れた...
山本周五郎 「柳橋物語」
...安全に生き残ったものの丈夫になった例はない...
横光利一 「旅愁」
...正成一人生きて在(あ)りと聞こし召すあいだは、お心丈夫に、いつかは聖運の開かれるものと思し召しあって、およろしいかと存じまする」たしかに、彼に勝算などはなかったろう...
吉川英治 「私本太平記」
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