...しかし存外(ぞんがい)変っていないことは幾分か僕を力丈夫にした...
芥川龍之介 「冬」
...どのくらい心丈夫になったかしれない...
海野十三 「三十年後の世界」
...どこから見ても丈夫に見えた...
海野十三 「大宇宙遠征隊」
...氣丈夫に感じた宇宙を通して火はめぐつて居るのを感じた至る處に優しい力がまき散らされてゐるのを感じた自分の内と星は同じ火でつくられ...
千家元麿 「自分は見た」
...骨格を丈夫にしたり脚気の予防に役立てる等々の試みは時代に適した行き方で...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...もとのように丈夫にしてやっておくれ...
太宰治 「ろまん燈籠」
...そこの角で制服の偉丈夫に掴まってぺこぺこおじぎしている...
谷譲次 「踊る地平線」
...胃腸を丈夫にして食慾を進めることが目下の急であり...
豊島与志雄 「生あらば」
...次第に丈夫になっていったのである...
豊島与志雄 「生と死との記録」
...けっきょく憎らしいくらい丈夫になったわけである...
中谷宇吉郎 「ジストマ退治の話」
...夫程丈夫にもならないが...
夏目漱石 「それから」
...梁(はり)や柱は思ひの外丈夫に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これで大丈夫になりました...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...この頃の暮しを利用して体を丈夫にしようとしてお客でもないときは必ず十二時前に寝るようにして居ります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...丈夫にしているそうです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...見るからにお丈夫になられました...
室生犀星 「あじゃり」
...三世瑞仙直温の親類書には、京水の総領除願済(そうりやうのぞきねがひずみ)の事を記した次に、「然る処年を経、追々丈夫に罷成、医業出精仕候に付、文政三(庚)辰年三月療治為修行別宅為致度段奉願候処、願之通被仰付」と云つてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...移植することによって善くなり丈夫になるのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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