...大勢居るから気を丈夫に持て! ただ早瀬が見えん...
泉鏡花 「婦系図」
...すこし丈夫になって...
海野十三 「蠅」
...彼女は海岸で身体は丈夫になり朦朧(もうろう)状態は脱したが...
高村光太郎 「智恵子抄」
...お丈夫に育てる事だけが...
太宰治 「新ハムレット」
...根本をよくふまれると柿は丈夫になるということです...
壺井栄 「柿の木のある家」
...米国製でなかなか丈夫に出来ていて...
寺田寅彦 「石油ランプ」
...あなたの方も囲いは丈夫に出来ているから...
豊島与志雄 「絶縁体」
...そうかとおもえば はやく丈夫になりたい といったり...
中勘助 「妹の死」
...これ却って未知の新しきものよりも老人の身には心易く心丈夫に思われ...
永井荷風 「百花園」
...俺が丈夫になれば何とかしるからよ...
本庄陸男 「白い壁」
...従って体が次第に健康を増し丈夫になったのである...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...もうすこし傷が丈夫になったら眠る間腹帯はとることにしようと思います...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...体も丈夫になって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...せますぎて? 足袋底を丈夫にする作業もどうもうまくゆかず割合ましなのがあってネルが内側についていないからいけないけれど...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...どんなに吾々を気丈夫にさせるでありましょう...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...向うへいっても心丈夫に辛抱して下さい」「はい...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...赤児は丈夫に育っていった...
山本周五郎 「柳橋物語」
...期せずしてその偉丈夫にあつまった...
吉川英治 「三国志」
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