...だがこの部屋の構造は特別に丈夫に作らせてあるのだ...
海野十三 「蠅」
...体も丈夫になるし...
戸田豊子 「歩む」
...どこの神様仏様へいつてもなにより先に この子の体が丈夫になりますやうに といつてお願ひするのであつた...
中勘助 「銀の匙」
...かつまた山高帽は丈夫にて雨にあたりても形崩れず...
永井荷風 「洋服論」
...今では少しにくらしいといわれるくらい丈夫になっている...
中谷宇吉郎 「ジストマ退治の話」
...気丈夫に待って居るんだぞ...
野村胡堂 「悪人の娘」
...近頃はすつかり丈夫になつてお靜と一緒に庭や門の外まで遊びに出て居た新太郎が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...少しずつでも丈夫になるのを見て帰りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...子供は丈夫にそだつてゐた...
林芙美子 「幸福の彼方」
...躯を丈夫にしなければと思ひながらも...
林芙美子 「秋果」
...今年から来年にかけてもう一息丈夫になって下さらねばなりません...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...三世瑞仙直温の親類書には、京水の総領除願済(そうりやうのぞきねがひずみ)の事を記した次に、「然る処年を経、追々丈夫に罷成、医業出精仕候に付、文政三(庚)辰年三月療治為修行別宅為致度段奉願候処、願之通被仰付」と云つてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...すっかり丈夫にお成りなさるのではありませんか...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...今はこの通り丈夫になっていると云った...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...必ず丈夫に育つであろうといって行きました...
柳田國男 「日本の伝説」
...おめえの躯が丈夫になり...
山本周五郎 「泥棒と若殿」
...あとは郁之助さまがお丈夫になるだけですよ...
山本周五郎 「日本婦道記」
...この子は丈夫に育つようにって付けたんですって」「よくあるはなしですよ」「だっていやだわ...
山本周五郎 「ひとごろし」
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