...手古奈の母方の曾祖父(そうそふ)物部於由(もののべのおゆ)といふ人は葛飾に名のかむばしき大丈夫にて...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...此奴らはとにかく丈夫に固着している故...
伊波普猷 「進化論より見たる沖縄の廃藩置県」
...さすがにまだ夏の監獄の気が抜けずにいるんだと思って心丈夫に思って居たら...
大杉栄 「獄中消息」
...そしてもう少し丈夫になってくれさえすればよいのだ...
相馬泰三 「田舎医師の子」
...お気持を丈夫にお持ちになっていさえしたら...
太宰治 「斜陽」
...今日此堤防を丈夫にしますと谷中村は大層幸福なことが出來る...
田中正造 「土地兼併の罪惡」
...ことに老年になるとその綱がますます丈夫になるものです...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...形は小さいが出来は丈夫に出来ている...
中里介山 「大菩薩峠」
...お前の身体(からだ)を丈夫にして...
中里介山 「大菩薩峠」
...「身体(からだ)を丈夫にしてくれないとね...
夏目漱石 「虞美人草」
...傷養生をして丈夫になつたので御座います...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...万一丈夫になった時は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それにどうやら體も丈夫になつた...
長谷川時雨 「お灸」
...この頃の暮しを利用して体を丈夫にしようとしてお客でもないときは必ず十二時前に寝るようにして居ります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...まだすっかり丈夫になっていない私には苦しいことなの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...面白さとしてうけとれるだけ丈夫になっていたいと思います...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...丈夫にする必要があり...
柳宗悦 「蓑のこと」
...」偉丈夫に似あわず...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??