...その下にかけてあるのは丈夫な竹でつくった梯子で...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...その幼虫の丈夫な食慾の為めに非常に力あるものなのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...あんな丈夫なビルが...
海野十三 「ふしぎ国探検」
...病床では何時も朗かで、よく洋樂の『レコード』を聞かせてくれたり、中學の先生の話し振りを眞似て笑はしたりした君が舊師を慕ふの念の厚いことも敬服すべきで、師と親しく交はるのでなければ眞の教育は生れないとて、丈夫なうちは、時々恩師を訪問することを忘れなかつた...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...此生きてゐるといふ大丈夫な事実を...
夏目漱石 「それから」
...親分」「たいがい大丈夫なつもりだが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...丈夫な男達が二三十人だけ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一本の丈夫な麻繩を見付けました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...太くて逞(たくま)しい木綿物で丈夫な代りに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ただ丈夫な身体があると云うだけ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...腹の丈夫な狸がいてここだという合図の腹鼓をうつのらしい...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...さもなければ丈夫な百姓ばかりでな...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...丈夫な繊維からなるグアノの葉を伸ばして重ねて作られた褐色の壁には...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...本当にあなたはお丈夫なのでしょう?そう云えばこの前私が出かけてから十日経ちましたが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...丈夫な紙でなければ雨に堪(た)えません...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...丈夫な人だったが...
柳田国男 「故郷七十年」
...丈夫な者でもそうだって...
山本周五郎 「季節のない街」
...あたしだってからだは丈夫なんだから...
山本周五郎 「ちゃん」
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