...九 僕の体(からだ)は元来甚だ丈夫ならざれども...
芥川龍之介 「病中雑記」
...その一端に丈夫な絹糸などを結びつけ...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...丈夫なことといったら...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...丈夫な人間や病人やの平均値ではなかろう...
戸坂潤 「思想としての文学」
...「実に丈夫な帽子です事ねえ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...あんな丈夫な老人がと一応は疑いましたが...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...私が小用を足す間に丈夫な若い男を一人殺すなんて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...手箱の中から丈夫な凧絲の...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...万事をその男に話して後事を託したのです」「僕にそんなことを話しても大丈夫なんですか?」と私はこの男が平気で私に秘密を打ち明けるのを聞いて...
平林初之輔 「動物園の一夜」
...遂にパッと明るみへ出たような気丈夫な声になる...
二葉亭四迷 「平凡」
...」(そして私はその言葉にはつきりと力を入れて)「お床に這入る前には何も彼(か)もすつかり大丈夫なやうに隨分注意をしませうよ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...石ころの多い小径のための丈夫なステッキも持ったろう...
堀辰雄 「卜居」
...蕪村はわれわれとちがふて肺の丈夫な人であつたと想像せられる...
正岡子規 「病牀六尺」
...もう大丈夫なのだ...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「鉄道事故」
...つい丈夫な身に扱われて折々閉口しています...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...足一本でいつまでも立っていて、も一つの足を直角に伸ばしていられる位、丈夫なのです...
森鴎外 「花子」
...7715どこを掴まえても丈夫な所はない...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...こいつは丈夫なんだぜ...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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