...万年草が庭に生えている...
...万年草は緑が鮮やかで美しい...
...彼女は万年草のように元気がいい...
...万年草はすぐに広がって他の植物を圧迫することがある...
...健康に良いとされている万年草の健康食品が販売されている...
...万年草(マヽ)など...
種田山頭火 「行乞記」
...表のこうし戸の前に万年草の植木鉢が出してある...
長谷川時雨 「テンコツさん一家」
...同じ時の作に 色づきし万年草のひさがるゝ高野の秋も寒かりぬべし 桔梗など刈萱堂に供へつゝ高野の山を友の行くらん などがある...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...万年草や孔雀歯朶が一杯にはびこつてゐる森の中だつた...
牧野信一 「出発」
...二人は熊笹や万年草の生えた勾配を昇ると...
牧野信一 「滝のある村」
...おみなへし、へらしだ、われもかう、烏萩、こうや万年草、いちはつ、狐の行灯、烏瓜、ぶらぶら提灯花、孔雀歯朶、盗棒萩、犬虱、しほん、獅子舞ひ蓮華、猫柳……等々と、一見見渡したゞけで忽ち百種類も数へあげることが出来るのである...
牧野信一 「バラルダ物語」
...久内清孝(ひさうちきよたか)君がこのヤナギについて「此世からさへ嫌はれて深く心を奥の院渡らぬ先に渡られぬみめうの橋の危うさも後世のみせしめ蛇柳や」(巣林子(そうりんし)『女人堂高野山心中万年草(にょにんどうこうやさんしんじゅうまんねんぐさ)』)の書き出しで...
牧野富太郎 「植物一日一題」
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牧野富太郎 「植物一日一題」
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牧野富太郎 「植物一日一題」
...次に享保十九年(1734)刊行の菊岡沾涼(きくおかせんりょう)の『本朝世事談綺(ほんちょうせじだんき)』巻之二には万年草(まんねんそう)...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...また『紀伊続風土記(きいぞくふどき)』「高野山之部」に万年草が出ていて次の通り書いてある...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...万年草古老伝に此草は当山の霊草にて遼遠に在て厥死活弁じがたきをば此草を水盆に浮るに生者なれば青翠の色を含み若没者なれば萎めるまゝなりとぞ今現に検するに御廟の辺及三山の際に蔓生す毎年夏中是を摘みて諸州有信の族に施与の料とせり其長四五寸に過ぎず色青苔の如し按ずるに後成恩寺関白兼良(かねら)公の尺素往来(せきそおうらい)に雑草木を載て石菖蒲、獅子鬚、一夏草、万年草、金徽草、吉祥草といへり爾者此草当山のみ生茂するにもあらず和漢三才図会に本草綱目云玉柏生石上如松高五六寸紫花人皆置盆中養数年不死呼為千年柏万年松即石松之小者也(中略)五雑組(ござつそ)云楚中有万年松長二寸許葉似側栢蔵篋笥中或夾冊子内経歳不枯取置沙土中以水澆之俄頃復活或人云是老苔変成者然苔無茎根衡嶽志所謂万年松之説亦粗与右同紀州高野深谷石上多有之長二寸許無枝而梢有葉似松苗といひ和語本草にも玉柏石松を載たれども其味のみを弁じて貌姿を論せず良安(りょうあん)本草綱目の万年松を万年草として当山万年草に霊異あることを草性を知らずといへるは嗚呼の論のみ彼万年松は紫花あり此万年草花なし爾者雑組衡嶽志にいふ万年松は別の草ならん尺素往来にいふ万年草は当山の霊草ならん又当山にても当時蔓延滋茂せるは彼万年松の類にて右老伝の霊草は御廟瑞籬の内に希に数茎を得といふ説もあれば尚其由を尋ぬべしまた同書物産の部は小原良直(おばらよしなお)(八三郎)の書いたものだがその中に左の記がある...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...千年松(センネンサウ)(物理小識○高野山にて万年草といふ他州にては玉柏を万年草といふ故に此草を高野の万年草といひて分てり)高野山大師の廟の辺及三山の際に蔓生す乾けるものを水中に投ずれば忽蒼翠に復す故に俗間収め貯へて旅行の安否を占ふこの高野のマンネンソウは蘚類の一種で Climacium japonicumLindb. の学名を有するもので...
牧野富太郎 「植物一日一題」
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