...いまにも、警官の一隊が、この古道具屋へ、おしよせてくるかもしれないからです...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...戸外に佇(たたず)む敵の一隊は...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...自動車の一隊が火葬場の入口へ入つたとき...
徳田秋声 「町の踊り場」
...イタリア号の一隊が発見されただけで...
豊島与志雄 「北極のアムンセン」
...戦列歩兵の一隊がプティート・トリュアンドリーに銃を組んでシーニュ街の方を監視しており...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...美人連を取囲んだ一隊は...
中里介山 「大菩薩峠」
...どこから来たか一隊の人が闇と靄との中から打って出でました...
中里介山 「大菩薩峠」
...お通りだ」東橋(あずまばし)の方から一隊の大名の行列が...
中里介山 「大菩薩峠」
...都合十人も一隊をなして...
中里介山 「大菩薩峠」
...大抵一隊の砲手に一つもしくは二つの割である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...雪崩(なだれ)入る一隊の警官...
野村胡堂 「青い眼鏡」
...料理場の天井裏から飯時ちかくなると眼を光らせて見守つてゐる歩兵の一隊があります...
牧野信一 「船の中の鼠」
...一方志免警視の一隊もこの形勢を見るより一斉に二八六号室の窓口より乱入し...
夢野久作 「暗黒公使」
...ばらばらっと、先頭から、一名の隊将と、一隊の兵が、馳け抜けてきて、玄徳の一行を、頭から咎(とが)めた...
吉川英治 「三国志」
...丞相も屈強な一隊を連れて...
吉川英治 「三国志」
...鐘巻一火(かねまきいっか)が門下(もんか)の壮士(そうし)一隊(たい)をしたがえてそこへ飛んできたほうが一足(ひとあし)ばかり早かったのである...
吉川英治 「神州天馬侠」
...彼方から埃立(ほこりた)てて来る一隊の兵馬を見かけた...
吉川英治 「新書太閤記」
...さきに山崎から急派されていた堀秀政の先鋒(せんぽう)の一隊である...
吉川英治 「新書太閤記」
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