...他の一隊は、今や帝都の上に垂(た)れ下(さが)ろうとする毒瓦斯の煙幕(えんまく)よりは、更に風上に、薄紅(うすあか)い虹(にじ)のような瓦斯を物凄(ものすご)くまきちらして行った...
海野十三 「国際殺人団の崩壊」
...作業の一隊は、感覚を歓(よろこ)ばす材料を用いて、精神が意匠した作品を仕上げるおのれの職務に通じていて労を惜しまないりっぱな労働者どもが、偉大なる建築家には必要である...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...たしかに鷲家口から逃れた一隊の浪士の中に机竜之助がいると見定めたからであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...どこから来たか一隊の人が闇と靄との中から打って出でました...
中里介山 「大菩薩峠」
...お通りだ」東橋(あずまばし)の方から一隊の大名の行列が...
中里介山 「大菩薩峠」
...北方から剽悍な遊牧民ウグリ族の一隊が...
中島敦 「狐憑」
...下手人に縄付けて来い」源太郎は暁闇(あかつきやみ)の中を引揚げて行く覆面武士の一隊を見送って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...又、七式飛行艇が、二艘(そう)、三艘、一隊になって、敵艦の影をさがしている...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...「ゴー・ラウンド」の一隊に加つてゐた...
牧野信一 「明るく・暗く」
...ああその中を彼等の一隊は過ぎてゆく...
百田宗治 「夕暮の別荘地に歩み入る兵士達」
...一隊の兵を率いて...
吉川英治 「三国志」
...またべつな降人の一隊は...
吉川英治 「三国志」
...それらの一隊は元の箱根路へ返し...
吉川英治 「私本太平記」
...べつな一隊がまた大路(おおじ)の方からくだって来た...
吉川英治 「私本太平記」
...もう一隊の佐久間勢も...
吉川英治 「新書太閤記」
...秀政の一隊をもって...
吉川英治 「新書太閤記」
...まずそれがしと孫新が一隊を拝借して討ッて出ます...
吉川英治 「新・水滸伝」
...徐寧の指揮のもとに、泊中の鍛冶廠(かじしょう)では、テンカンテンカン、昼夜の火花と黒煙のなかで、無数な鉤鎌鎗(かぎかまやり)が製産の作業に乗っていたし、それの出来上がるそばから、一隊二隊と、カギ鎗隊が編制され、その鎗法の調練も、あわせて徐寧が指南の下に、活発に始められていた...
吉川英治 「新・水滸伝」
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