例文・使い方一覧でみる「一通りでない」の意味

...裾のあたりのいたみ方が一通りでない... 裾のあたりのいたみ方が一通りでないの読み方
芥川龍之介「芋粥」

...そこで洛中（らくちう）のさびれ方（かた）は一通りでない... そこで洛中のさびれ方は一通りでないの読み方
芥川龍之介「羅生門」

...殆ど空手業を始めた困苦は一通りでない... 殆ど空手業を始めた困苦は一通りでないの読み方
伊藤左千夫「家庭小言」

...足人の心配は一通りでないのである... 足人の心配は一通りでないのであるの読み方
伊藤左千夫「古代之少女」

...内心の動揺は一通りでない... 内心の動揺は一通りでないの読み方
伊藤左千夫「春の潮」

...相手を悩ますこと一通りでない... 相手を悩ますこと一通りでないの読み方
江戸川乱歩「恐怖王」

...ああいやだ――』勝田さんの恐怖が一通りでないので... ああいやだ――』勝田さんの恐怖が一通りでないのでの読み方
大倉※［＃「火＋華」、第3水準1-87-62］子「消えた霊媒女」

...新たに守護職を承った会津中将の苦心というものは一通りでない... 新たに守護職を承った会津中将の苦心というものは一通りでないの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...五人のお客も内心の腹立ちと悄気方（しょげかた）は一通りでないのですけれども... 五人のお客も内心の腹立ちと悄気方は一通りでないのですけれどもの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...此間社の内外の諸友の厄介になる事一通りでない... 此間社の内外の諸友の厄介になる事一通りでないの読み方
二葉亭四迷「旅日記」

...なかなか一通りでない心持の後の結婚ですから... なかなか一通りでない心持の後の結婚ですからの読み方
宮本百合子「獄中への手紙」

...私に栄養のある物を食べさせてくれようとする苦心が一通りでないので大いに恐縮しています...
宮本百合子「獄中への手紙」

...主将たる筆者が弱り上げ奉ったこと一通りでない... 主将たる筆者が弱り上げ奉ったこと一通りでないの読み方
夢野久作「ビール会社征伐」

...親の宗円（そうえん）の威徳をもいよいよ高からしめたこと寔（まこと）に一通りでないものがある... 親の宗円の威徳をもいよいよ高からしめたこと寔に一通りでないものがあるの読み方
吉川英治「黒田如水」

...鼻っぱしの強いことも一通りでない... 鼻っぱしの強いことも一通りでないの読み方
吉川英治「黒田如水」

...時にとって信長の焦躁を救うこと一通りでない... 時にとって信長の焦躁を救うこと一通りでないの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...勝家の愛し方は一通りでない... 勝家の愛し方は一通りでないの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...後の源氏に憎まれたことは一通りでない... 後の源氏に憎まれたことは一通りでないの読み方
吉川英治「随筆　新平家」

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