...水ならきっと凍っているからスケートができるがと思いながら小池に聞くと「陰だよ」と一言のもとにしりぞけられた...
板倉勝宣 「五色温泉スキー日記」
...彼は一言のもとにはねつけた...
伊藤野枝 「乞食の名誉」
...どうやら竜骨座密集星団系から出て来た非有機的生物――というと地球の学者たちは一言のもとに馬鹿なというかもしれないが...
海野十三 「宇宙尖兵」
...一言のもとに打消した...
海野十三 「雪魔」
...どうしてそんな莫迦気(ばかげ)た話などがあるものかね」と一言のもとに否定した...
海野十三 「地球盗難」
...一言のもとに吻(は)ねつけておしまいになり...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「美人鷹匠」
...まだ世間を知らぬ乳臭児(にゅうしゅうじ)のように一言のもとに言い消される...
田山花袋 「田舎教師」
...一言のもとにはねつけていた...
豊島与志雄 「叔父」
...兵太郎君は一言のもとにはねつけて...
新美南吉 「久助君の話」
...そのときかれは一言のもとにはねつけられたし...
山本周五郎 「新潮記」
...日頃の藤右衛門なら一言のもとに叱りつけるところだった...
山本周五郎 「日本婦道記」
...どうしてそう一言のもとに...
吉川英治 「三国志」
...一体誰だと思うか」李粛は一言のもとに...
吉川英治 「三国志」
...鼎立(ていりつ)を計る意義がどこにありまするか」一言のもとに...
吉川英治 「三国志」
...一言のもとに伏して...
吉川英治 「三国志」
...このおはなしをすすめてみては」「いやつまらん」一言のもとに...
吉川英治 「私本太平記」
...一言のもとに叱(しか)りとばした...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「いやだい」と一言のもとにかぶりを振った...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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