...斗酒百篇の中から一篇詩を選んで読み上げた...
...小説の一篇目を読んでみた...
...漢詩集の一篇目は有名な詩人の作品だ...
...彼女の日記の一篇目は感動的な内容だった...
...この試験で一篇目の問題が出題された...
...その一篇に云う...
芥川龍之介 「恒藤恭氏」
...先生はかくかくの趣意(しゅい)にて一篇の文を草(そう)したるが...
石河幹明 「瘠我慢の説」
...この一篇は岸辺福雄(きしべふくお)先生が...
宇野浩二 「でたらめ経」
...「地震の一篇は尺幅(せきふく)の間に無限の煙波を収めたる千古の傑作なり...
太宰治 「女の決闘」
...こゝにも一篇も無い...
土井晩翠 「隨筆 藪柑子」
...小生は直ちに一篇の詩を作りて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...* * *わたくしはこの夏のはじめに稿を起した小説「失踪」の一篇を今日(こんにち)に至るまでまだ書き上げずにいるのである...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...明治二十七八年頃江見水蔭子(えみすゐいんし)がこの地の娼婦(しやうふ)を材料として描(ゑが)いた小説「泥水清水(どろみづしみつ)」の一篇は当時硯友社(けんいうしや)の文壇に傑作として批評されたものであつたが...
永井荷風 「水 附渡船」
...三そもそも小説家のおのれが身の上にかかはる事どもそのままに書綴(かきつづ)りて一篇の物語となすこと西洋にては十九世紀の始(はじめ)つ方(かた)より漸(ようや)く世に行はれ...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...初めの十一篇が略され...
中谷宇吉郎 「『団栗』のことなど」
...つまり郵便局長のいわゆるそんじょそこいらの小説家はだしのとても面白い一篇の叙事詩というやつを聞かせて貰いたいとせがんだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...たつた一篇彼の処女作とか云ふものを読んだ覚えがあります...
牧野信一 「蔭ひなた」
...そしてソクラテス亜流の唯心哲学を嘲笑したアリストフアーネスの一作物――「乱雲」他一篇――の翻訳を三ヶ月ばかりで脱稿したところで...
牧野信一 「変装綺譚」
...単なる一篇の短文ではその意を尽すべくもない...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...あなたは風邪でいくらか御退屈でしょう? ですから、詩の一篇一篇を、そこにひろげてお目にかけたいと思います...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...蘭軒は餞するに七律一篇を以てした...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...船島の一篇を書いているが...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...してみると、『論衡』の記者は、古文二十一篇、斉魯河間九篇、計三十篇に対して、現前の二十篇あるいは二十一篇を対比させ、その差の九篇を何の理由もなく斉魯河間九篇と同視したに過ぎない...
和辻哲郎 「孔子」
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