...彼は一筋道な人で、決めたことは必ずやり遂げます...
...失敗したら諦めるのではなく、一筋道に取り組んでいこう...
...彼女は一筋道な性格で、自分が正しいと信じたことは曲げない...
...この仕事には一筋道な人が向いている...
...一筋道に頑張れば、必ず報われると信じています...
...松の蒔絵(まきえ)の貝の一筋道...
泉鏡花 「浮舟」
...一筋道です」車掌は壁時計を見上げた...
梅崎春生 「幻化」
...熊笹を分けて一筋道をゆくと...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...やがて一筋道となった...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...一筋道ではあったが...
直木三十五 「南国太平記」
...馬場の石塀に添うた一筋道を...
永井荷風 「畦道」
...れっきとした山岳に向って正真正銘のハイキングの一筋道を行くのだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...電信柱から左へ曲ると此からは一筋道で赤泊より外には何處へも行きやうはないからどうぞゆつくりお越しなされと辭儀をする...
長塚節 「佐渡が島」
...あの五六町の一筋道などになると...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...七十一筋道の通った頭を有(も)っていない彼女には存外新らしい点があった...
夏目漱石 「道草」
...よく盲目(めくら)のくせに何でも知ってるなと考えながら一筋道を森へ近づいてくると...
夏目漱石 「夢十夜」
...一筋道だから道に迷う筈もないのだが」と...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...その一筋道をずつと眺めて行くと...
牧野信一 「青白き公園」
...これから田圃(たんぼ)をお出になると一筋道だから直ぐわかります...
正岡子規 「病牀六尺」
...崖(がけ)の上の一筋道で要害としてはかなりな位置にある...
山本周五郎 「山彦乙女」
...音無川に沿うて根岸から王子への一筋道...
山本笑月 「明治世相百話」
...彼処(あすこ)をずつと行(ゆ)けば好(い)いと云つて岡の下の一筋道を教へて呉(く)れた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...梅ヶ辻から野中の観音のほうへうねっている一筋道を...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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