...藝術品の影に身を潛めつゝ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...魂は内に渦卷き溢れるものに集注し沈潛するに專らなるが爲に...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...2沈潛のこゝろを解せむと欲するものは...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...私は兎に角何ものかに沈潛するのである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...惑溺して思ひを潛めずにはゐられない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...殊に碎かれたる心と自己沈潛の心とは僕が切に待望し乍らも未だ到達し得ざる境地として...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...其(そ)の枝(えだ)の中(なか)を掻潛(かいくゞ)るばかり...
泉鏡太郎 「飯坂ゆき」
...あの深(ふか)い山岳(さんがく)の奧(おく)には屹度(きつと)何(なに)か怖(おそろ)しいものが潛(ひそ)んでゐるに相違(さうゐ)ないと考(かんが)へた...
伊東忠太 「妖怪研究」
...六 木の間を潛る男の義...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...聲を潛(しの)びて泣き居たり...
高山樗牛 「瀧口入道」
...其所に聊か人を魅する牽引力を失ふ恐が潛んでゐるといふ意味でも讀みづらい...
長塚節 「土」
...人くやと潛めるみちに...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...瓦斯燈(ガスとう)に照(て)らされた砂利(じやり)を鳴(な)らしながら潛戸(くゞりど)を開(あ)けた時(とき)...
夏目漱石 「門」
...其處へ潛(もぐ)つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...もう一度天井裏に潛(もぐ)つて搜して見ろ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...現實的なるもののうちに沈潛しようとするヘーゲルの衝動は...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...あの小篇の中に潛んでゐる事を思ふと...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
......
室生犀星 「星より來れる者」
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