...2沈潛のこゝろを解せむと欲するものは...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...固より僕の自己沈潛の力はまだ/\缺乏を極めてゐる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...片山潛君も面會に來てくれましたが...
石川三四郎 「浪」
...門外(もんそと)の柳(やなぎ)を潛(くゞ)つて...
泉鏡太郎 「麻を刈る」
...月(つき)ならぬ眞晝(まひる)の緋葉(もみぢ)を潛(くゞ)つて...
泉鏡太郎 「麻を刈る」
...石の下(した)へ潛(もぐ)つてく...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...六 木の間を潛る男の義...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...初めて中(なか)つ瀬に降(お)り潛(かづ)きて...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...鳰鳥(みほどり)の七潛(かづ)き息衝き...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...こなたリカオーン其下を潛り...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...その時母は潛然と涕にくれて身を起し...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...(二十九年十二月)山縣侯の政治的系統其一 山縣侯の潛勢力有體に云へば...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...先づ此潛勢力を觀察せざる可からず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...此故に侯が政府部内及び貴族院に於ける潛勢力は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...とう/\ある易者(えきしや)の門(もん)を潛(くゞ)つた...
夏目漱石 「門」
...寺院(じゐん)の門(もん)も潛(くゞ)らずに過(す)ぎた...
夏目漱石 「門」
...あの小篇の中に潛んでゐる事を思ふと...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...彼は自分の歸つてゆく先に潛んでゐる暗い氣持ちが浮んで來た...
横光利一 「悲しみの代價」
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