...「一着の服を買いに行く...
...「彼は競馬で一着になった...
...「パーティーで一着を着ていった...
...「冬には一着のコートは必需品だ...
...「スーツを着た男性には一着のコートが似合う...
...茶黒い短羽織(みじかばおり)を一着した白髪の老作家が云つた...
飯田蛇笏 「薄暮の貌」
...捨利(すてり)で一着に及んだ礼服を...
泉鏡花 「薄紅梅」
...日本の甲冑(かっちゅう)を一着に及んだ...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...其の運動の一着手は君の村で大演説会を催して大に村民に警告するにあり...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...私には一着も無いから着ないのである...
太宰治 「服装に就いて」
...若しこれを寝衣一着に簡易化したとして...
時枝誠記 「国語学と国語教育」
...一着から三着まで占めたといって...
中谷宇吉郎 「ものは考えよう」
...二の一着物(きもの)でも着換(きか)へて...
夏目漱石 「それから」
...だからまず第一着(だいいっちゃく)にあした六時に起きて……」「御昼に饂飩(うどん)を食ってか」「阿蘇(あそ)の噴火口を観(み)て……」「癇癪(かんしゃく)を起して飛び込まないように要心(ようじん)をしてか」「もっとも崇高なる天地間の活力現象に対して...
夏目漱石 「二百十日」
...それで世の中に接触する経験の第一着手として...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...凩(こがらし)のようにひょろりと吹き込んで来た一着の銀鼠色(ぎんねずいろ)のモオニング...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...今更手を杖(つ)いて一着(ちゃく)を輸(ゆ)する事は...
二葉亭四迷 「浮雲」
...だから分類の第一着手においては...
柳田國男 「地名の研究」
...このアパート・マントを一着に及んで...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...第一着に総督府の諒解を得て...
夢野久作 「爆弾太平記」
...(四)箪笥の上の抽出(ひきだし)からは保雄の褻(け)にも晴(はれ)にも一着しか無い脊広が引出された...
與謝野寛 「執達吏」
...――青木綿の陣羽織一着で...
吉川英治 「新書太閤記」
...雨露に汚れた一着の木綿着物のほうが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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