...私のやうな一物もない貧書生に娘を與へて...
太宰治 「當選の日」
...水平線には一物もない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...何一物もない部屋の中で...
萩原朔太郎 「所得人 室生犀星」
...文字に換ふべき一物もないといふ証拠なんだらう...
牧野信一 「或る日の運動」
...「身をかくす一物もないこの平野で...
吉川英治 「三国志」
...このような無数の少国民に訪われる一物もないことはたしかであろう...
吉川英治 「随筆 新平家」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??