...これを兩性の關係に引移せば...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...ちよツと兩手を目に當てたが...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...女は例の兩手を目に當てたが...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...上水の兩側に若き竝木を見る...
大町桂月 「千川の櫻」
...兩將互に相迫り近よる時にメネラオス...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...兩側にそれぞれ二つの戸口があった...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...山縣兩公等の間に斡旋して...
内藤湖南 「維新史の資料に就て」
...虚山・槇村の兩君は寫眞機を抱へて頻りに駈け廻つてゐた...
野上豐一郎 「湖水めぐり」
...先刻百松さんと一緒に兩國の方へ行きましたよ」お饒舌(しやべり)らしい小女は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これは六百五十兩といふ大金の出入事だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...こんな正直な商法はないでせう」「――」「生れて初めて入つた十兩の金だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...奪られた金はざつと八千兩」「釜屋は闕所(けつしよ)になる筈ぢやなかつたのか」「それが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「あ、千兩箱だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...兩手を疊に突いたまゝ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...祖先の埋めた一萬兩の寳は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...他者性と自己性との兩契機從つて過去と將來との兩領域は...
波多野精一 「時と永遠」
...道の兩側に並んでゐた...
林芙美子 「屋久島紀行」
...われはこれより逍遙子が對絶對及對相對の兩生涯に及ばむ...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
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