...菊池君は兩手を上衣の衣嚢(ポケット)に突込んで...
石川啄木 「菊池君」
...兩團の間に交換された會話は次の如くである...
石川啄木 「葬列」
...向ふ三軒兩隣しか實際知らない...
竹越與三郎 「日本の眞の姿」
...835その兩軍の喊の聲...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...恕軒學海の兩翁が春水を認められ居候事...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...行倒(ゆきだふれ)の乞食の懷から小判で百兩出たといふ話には驚かないが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...萬兩分限(ぶげん)の甲州屋萬兵衞は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...伜の文太郎は七日七夜の祈祷(きたう)で百兩もかけたのに助からなかつたと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...深川一圓の評判になつたほどの平和な家庭ですが――少なく見積もつても三萬兩の現金は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...昨夜西兩國へ船をつけてから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...馬鹿々々しい」「でも百兩ですよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...千兩箱を持つた平次も...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...どう少なく積つても三千兩かな...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...兩替も兼ねて居るといふ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...錢に飽かして死出の晴着だ」「ト書(とがき)きは細かいな」「お約束は兩國か永代だが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...體を斜(なゝめ)に兩足をブラり椽(えん)の板に落してゐた...
三島霜川 「青い顏」
...東西兩洋の文化を...
森林太郎 「鼎軒先生」
...長短兩面ばかりでなく...
吉川英治 「折々の記」
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