...幸徳の兩先輩を困らせたことも多かつたと思ひます...
石川三四郎 「浪」
...兩岸から鐵線(はりがね)で吊つたあぶなげな假橋が川を跨げて居る...
徳冨蘆花 「熊の足跡」
...茗溪兩派の爭點たる文部省及び松方伯の根據たる大藏省にして...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...それまでに千兩箱が二つ揃つて返らないと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...豫期の通り千兩箱が三つ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一兩二分の金を取出します...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――お前に店へ呼び戻されてからあわてて錢箱へ二百兩返すやうぢや...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私に五十兩といふ大金を苦面させて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一萬兩なんて金は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「一萬兩の隱し場所でございますよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一萬兩の金を搜して散々掻き廻した場所に娘を隱したのだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...兩刀は邪魔だからあとで塀の上から渡してやることにして喜助が預かり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...西兩國の唐辛子(たうがらし)と言はれた殿樣だが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...親分」などと八五郎は散亂した千兩箱の中に袖を突つ張つて坐つて見たりするのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...兩國相互間の交通に尠からぬ妨害をなして居つた爲と見る外はない...
原勝郎 「日本史上の奧州」
...この兩者のいづれをも豫め防ぐことが出來るのである...
三木清 「歴史哲學」
...佛殿前有二兩株一...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...兩者のあひだには...
吉川英治 「折々の記」
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