...彼女が描いた一枚絵がとても印象的だった...
...彼は毎日一枚絵を描くことを目標にしている...
...この美術展示会では有名な画家たちが一枚絵を展示している...
...友人たちと一枚絵を描きながら楽しく過ごした...
...一枚絵を描くのは好きだけど、シリーズ物にするのは難しい...
...五十三次の一枚絵さえ手許(てもと)にはなかったのだ...
泉鏡花 「海神別荘」
...ゴンクウルがこの種の一枚絵につきて総評する所左の如し...
永井荷風 「江戸芸術論」
...山東京伝(さんとうきょうでん)はその著『骨董集(こっとうしゅう)』において延宝天和(てんな)の頃(ころ)既に俳優坊主小兵衛(ぼうずこへえ)を描ける一枚絵ありし事を言へり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...四年に至り始めて色摺(いろずり)の紅絵(べにえ)現はれ一枚絵の外また役者似顔の団扇絵(うちわえ)漸(ようや)く流行せり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...豊国の役者一枚絵はその種類甚だ多し...
永井荷風 「江戸芸術論」
...美人画中殊に吉原遊女の一枚絵は巧(たくみ)に各楼の妓風(ぎふう)を書分けたるの故を以て大(おおい)に世の好評を博したりといふ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...余は猩々(しょうじょう)狂斎の背景に二代目国貞が新柳二橋(しんりゅうにきょう)の美人を描きたる一枚絵に時として佳(よ)き者あるを見たり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...供をつれた奥女中の一枚絵で...
中里介山 「大菩薩峠」
...七兵衛はまだ壁の一枚絵を一心にながめてはいるが...
中里介山 「大菩薩峠」
...相変らず例の一枚絵をながめているものですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...図抜けて長い刀を差させた一枚絵を描いて...
中里介山 「大菩薩峠」
...毎日その一枚絵を抱いて寝るのか」「抱いてなんか寝やしません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お艶さんの姿を一枚絵にして貰って恩を売り...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...三之助はお艶を一枚絵に描かせる世話をしたので...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...誰の筆か滝夜叉姫(たきやしゃひめ)の一枚絵...
水上滝太郎 「山の手の子」
...けれども私はすぐさまわが羨望(せんぼう)の的だった絵双紙屋の店先の滝夜叉姫の一枚絵をお鶴と結びつけてしまった...
水上滝太郎 「山の手の子」
...月を主題にした一枚絵などが...
柳田国男 「故郷七十年」
...お江戸なら一枚絵とかに出る綺倆で御座いましょうな...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
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