...またもや「馬の腹帯ゆるみて見ゆるぞ」などと一度ならず二度までもだまして平気でいられるとしたら四郎という人間はよほど度しがたい...
伊丹万作 「余裕のことなど」
...一度ならず二度までも...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...広い洞窟へも一度ならず出たが...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...一度ならず何度も宣言した...
大隈重信 「東亜の平和を論ず」
...エセックスは一度ならず...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...一度ならず二度ならず手許(てもと)へ引き寄せてみようとする執拗(しつよう)さには...
徳田秋声 「仮装人物」
...刺(とげ)を含んだ穏やかな注意を一度ならず与えたことがあった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...実際彼女は一度ならず...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...一度ならずあったはずであるが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...これまで一度ならずも民の労苦...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...大急ぎでやつて來るのを一度ならず見かけたものだつた...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「「マルテ・ロオリッツ・ブリッゲの手記」から」
...一度ならずわたしにはかんにんの緒(お)を切ったこともあった...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...自分の持っていた本を売り払ってしまうというようなことが一度ならずあった...
三木清 「読書遍歴」
...窪川稲子と一緒にそういう場所に出ることが一度ならずあった...
宮本百合子 「打あけ話」
...神や、半神や、9250英雄や、悪魔までが、今勾引(かどわか)すかと思えば、また騙して堕落させ、果し合い、あちこちへ流離(さすら)わせ、迷(まよい)の衢(ちまた)をどことなく引き廻して歩かせ、一度ならず、二度も、三度も、四度までも世を乱し、禍の数々を起させるようになるとは...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...一度ならず娘に忠告を与える言葉も...
横光利一 「旅愁」
...一度ならずいわれていたがさては早くも...
吉川英治 「上杉謙信」
...一度ならず、二度、三度というように読んで、たとえば母が病床にいてつれづれを慰めるときには、そのうちの一節を自分が得意になって声を出して読んで聞かせるなどして、いつか古典を媒体(ばいたい)にそれが自分へは血肉化していたとも思っています...
吉川英治 「親鸞の水脈」
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