...彼女はその時偶然口に上(のぼ)った一塩(ひとしお)にした小鰺(こあじ)の焼いたのを美味(うま)いと云ってしきりに賞(ほ)めた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...もう一つは僕が母と同じように一塩(ひとしお)の小鰺(こあじ)を好いていたからでもある...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...○鰺の姿鮓は小鰺を丸のまま中骨を抜き一塩になし半日ほど置きて一旦酢にて洗いたる後甘酢へ漬おき別に炊たての飯へ酢と塩と砂糖とを適宜に混ぜ堅く握りて前の鰺の腹へ入れ二...
村井弦斎 「食道楽」
...玲珠膏(れいじゅこう)一塩田(えんでん)の煙が幾すじも真っ直ぐにたち昇っていた...
吉川英治 「黒田如水」
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